2020年11月10日火曜日

テイクバックは何を意識するのでしょうか?

 

Question


アイアンのテイクバックからトップまで

何を意識して振ればいいですか?


Answer


アイアンに限らず、全ての番手で同じ方法で同じ角度で(体に対

して)テイクバックしなければなりません。

毎回同じ動作で同じ速度、そして完璧に同じ軌道で上げなければ

ならないのですが、それは意識だけではどうにもなりません。


まずはどう上げるのかです。

どこの筋肉を使ってどういう動作をするかは打法によって違い、

それぞれの教科書通りにする事です。


タイガー打法はまず右脚の膝抜きをして重心を右に傾けるところ

から始まり、左手で右膝を触るように胴回りの筋肉で肩を回しな

がら左手で右方向にクラブを押し切ります。


右手はクラブを持ちあげたり引き上げたりせず、両腕の三角形を

崩さずに右肩と右手の距離を変えず、また両肘の距離も変えずに

9時まで軽く固めておきます。


PWは9時半、ドライバーは11時ほど左腕が上がったところで

止めて切り返しなのですが、その深さは水平に対して60度から

0度(水平)の間、各番手ごとに長いほど水平に近くします。


これは訓練によってどこで止めるかを体が覚えるまで反復して定

着させるしかありません。

そしてさらに打つ前にフィジカルルティーンとして深さをなぞり

によって思い出させ、それからそのイメージが消えない内に打ち

ます。


テイクバックでほとんどの人が勘違いされるのはクラブを持ちあ

げると思っておられることです。

正しくは肩を回し、腕の三角形を垂直に上昇させる二つの動作を

同時に行うだけなのです。


力を最小限にし、楽にテイクバックする事で効率が上がり、腕に

はほとんど力が掛りません。

両腕がガチガチになっている人がいますが、グリップも同じよう

に力を入れずに2割程度にしてクラブがグラつかないようにする

だけです。


この上げ方はスムーズで軌道がブレ難い事から長年の間教科書と

なっていますので、まずはこれをテイクバックを型として筋肉に

記憶させる事が大切で、それには時間が掛かります。


そして、最も重要なのは軌道です。

手の軌道、そしてヘッドの軌道です。


シャフトが水平になった時点では手とヘッドが重なり、9時の時

点ではシャフトと左腕と肩が一面になる形にするというように、

基準を決めておき、ズレたらそこに修正する習慣を付けます。


この軌道の精度によってミート率が違いますので、いい加減に考

えるのではなく、確実にそして着実に再現性を高めるための反復

ドリルとして、この部分だけを毎日朝晩60回以上、そして3週

間以上する事をお薦めします。


また、毎回実際に打つ時のプリショットルティーンにシャフトが

水平になって手とヘッドが重なる位置までをなぞる動作を入れ、

その位置を見て覚えてそこを通すように上げると大きな間違いを

減らす事が可能です。


さらに、上げる際に50cmほど左手が飛球線上後方に真っ直ぐ

に移動する事を意識されると良いでしょう。





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