2020年11月11日水曜日

ゴルフは飛距離ではなく正確性?

 

Question


やっぱりゴルフは飛距離ではなく、正確性なのでしょうか?

申ジエが通算19アンダーで今季2勝 笹生優花は63で猛追も及

ばず2位でした。


Answer


飛距離と正確性ですが、たとえば10cmのパティングでしたら

まず外す人はいません。

これは正確性が高いと言えますが、これが15mになったら、ま

ずほとんど入らなくなります。

距離と正確性はこのように極端に考えると良く分かります。


ティーショットの飛距離が出ると言う事は二打目の距離が短くな

ります。

PWで乗せる人とウッドでアプローチする人でしたら、どれだけ

乗る確率が増えるでしょうか?


現実的にプロ選手の中でも二打目が 4 番手も違う事がありますの

で、PW で打つか 6 番アイアンなのかの違いで、それが PW なら

50 cm 以内に、そして 6 番だと 4m ほどの位置に乗せるくらい

の違いが出る事があります。


極端に考えると各ホールバーディーかパーかの違いになりますの

で、全部で 18 打の違いが出る可能性があると言う事です。


ところが、ゴルフは常に調子が良い分けではありません。

ティーショットがいくら正確で飛んでいても、二打目でピンから

遠くてバーディーが取れないと最高72ですが、ティーショット

があまり飛ばなくても二打目が50cmに落とせるほど正確だっ

たら60台で回れる可能性が高まります。


その日の調子もありますし、立ち上げが上手く行くかどうか、そ

して経験値やメンタルなど、ゴルフにはショットの飛距離や正確

性だけではない必要な条件がいくらでもあります。


前日にハンドボールをやったと言う人が筋肉のバランスを崩して

翌日には当たらなくなるなどのゴルフの調子を維持する事はそう

簡単ではありません。


申ジエは本人曰く、自分で調子を調整できないと良い成績が出せ

ないと言っていたそうです。

ズレを調整し、体調やゴルフの調子を常に整えるのも技術です。

その技術が維持するためにどれだけ重要かは気づきです。


基礎練習をして診断力、修正力、調整力、矯正力などのノウハウ

をどれだけ知っているかもゴルフの調子を維持するために大変重

要な条件なのです。


プロ歴が長く、何度もシーズンオフを経験し、どうすると調子を

崩さずに長い休暇の後に調子を戻せるかなどの経験をしていると、

自分にとってどう過ごしたらベストなのかのノウハウを掴む事が

できると思います。


46年間も優勝し続けた歴代選手などのノウハウから学ぶ事も大

切ですし、攻めと守りを含めた引き出しの多さなども必要かと思

われます。


両選手ともトップクラスなのですが、申ジエは実績や経験が豊富

です。

しかし、笹生が調子が良い時には申ジエを超えるスコアが出せる

選手だと思いますので、今後の試合が楽しみです。




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