2020年12月20日日曜日

シャローとスティープどっちが良い?


Question


シャローとスティープ。

どっちが良いのでしょうか?


Answer


インパクトまでのヘッドが降りて来る角度が鋭角な場合をシャロー

鈍角で降りて来る場合をスティープと呼んでいます。


最近はウルフなどの影響かシャロースイングの人気があるようです

が、結果としてシャローになる事であって、シャローにするから飛

距離が出るのではありません。


何の結果かと言うと「後ろ倒し」、すなわちローテーションのリリ

ース開始ポイントを遅くするレイトヒティング度を上げた結果です。


ウルフの場合はコーチも「やり過ぎ」と言っているように、かなり

アップライトにテイクバックし、上で大きくリープして、その勢い

で後ろ倒しを大きくしてローテーションのタイミングを遅らせてい

ます。


シャローもスティープもどちらも一長一短です。

シャローはラフなどの芝が長いところではかなりの量の芝を刈りな

がら打つ事になりパワーを失います。


スティープ軌道はダウンブローで打ち易く芝刈りも少ないのですが

ローテーションのリリースポイントが早い位置なのでヘッド速度は

さほどではなくなります。


また、シャロースイングは難易度が高く、ミート率がなかなか安定

しないと言うデメリットもあり、ループによって手首や肘などを傷

める危険性が高まります。


欧米のトッププロ選手達はほとんどがこの後ろ倒しを組み込んでい

ますが選手によってその度合いが違い、また、どこで後ろ倒しをす

るかによって平行落とし打法とレイドオフ打法の違いになります。

これはどちらも後ろ倒しを入れてシャローにしている打法ですが、

いずれにせよ、相当な練習が必要です。


体力的、経済的、あるいは練習時間的に余裕があり、プロを目指す

方には挑戦する事をお薦めしますが、毎日でも練習できない方や中

高年以上の方にはお薦めしません。




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