2020年12月4日金曜日

ゴルファーは職人ですか?

 

Question


ゴルファーは職人ですか?


Answer


職人の定義が良く分かりませんが、ある意味職人と言えるでしょう。

手に職をつけて磨いて見事な製品を作ったりするのが職人だと言う

イメージですが、修行となる訓練が必要で普通の人にはできない技

術を持っている人を意味していると思います。


ゴルフは最初は型通りに動作ができるようにするのですが、そこま

では知識があれば何とかそれらしき事ができます。

しかし、その型によって飛距離が違います。

飛距離が出せる打法ほと難易度が高いので習得に時間が掛かります。


また、たとえその型が出来たとしても、しっかりと球にミートする

とは限りません。

そこには精度を上げる必要があるのです。


そして精度が上がってしっかりとミートしても、右に出るか左にで

るか、あるいは途中からカーブして左右に曲がる球を何とかしなけ

ればなりません。


同じ型で動いていても、精度だけではなくタイミングやアクセント、

リズムやテンポ、そして力加減や時間差などを一定にする必要があ

ります。


また、その方向が定まったとしても、今度はその球を100回中、

100回打たなければなりません。

そこには寸分の狂いがあってはならないのでどこまで定着させられ

てそしてどこまで再現性を高める事ができるかの訓練が必要になっ

て来るのです。


もう、こうなると高等技術を最高に精度を上げて再現性を高めると

いう職人の世界です。


いわゆる熟練と言うレベルまで技術を磨かない限りプロのスコアに

はならないだけではなく、競技というプレッシャーの中でメンタル

まで鍛える必要があるのです。


しかも、真っ直ぐに同じ高さで打てたとしても、力加減で飛距離が

変わり、それを同じ距離で毎回打たなければなりません。

また、バックスピン量まで一定にし、落ちてからその場で止まる球

を打ったり、意図的に変化球を打って距離を調整したりという、高

度なテクニックを習得しなければなりません。


100前後で回っているアマチュアレベルでしたらお遊びですので、

どんなクラブを使おうと、どんな打ち方をしようとほとんど関係な

いのですが、試合設定の7000Y以上のコースで60台を常に出

そうとするならば、このレベルまで腕を磨かなければなりません。


そういう意味では十分に職人だと言えると思いますが、アマチュア

はゴルフその物を楽しめば良いのではないでしょうか。






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