2021年1月27日水曜日

オーバースイングと伸び上がり

 

Question


オーバースイング、伸び上がりはどんなミスを招きますか?

上級者に指摘されたのですが、治そうかどうか考えています。


Answer


オーバースイングは軌道がブレ易い可能性があり、伸び上がりは軸

がズレる事でミート率が悪くなる可能性があります。


ただ、オーバースイングはドラコン打法では当たり前ですし、伸び

上がりはジャックニクラウスやGGスイングなどが当たり前にやって

います。


どちらもトップクラスの打法なのですが、やはり再現性を高めるに

は軸やヘッドのブレがない方が早く完成します。


インパクトでの伸び上がりは、どれだけ伸び上がるかが一定になる

までは、ダフリトップがなくならないでしょう。


ジャックニクラウスは60年以上打法を変えませんでした。

全盛期までには20年以上歴があり、プロになってからも微調整程

度で改造はしていません。


幼少期からの癖で10年も20年も伸び上がって打っている方はも

う修正するよりもそのまま再現性を高めた方が良いと思います。

しかし、これから本格的にゴルフをされる方は最初から早く再現性

が高まる方法で定着させた方が有利です。


修正をするのでしたらオーバースイングは右肘を曲げないだけで治

る人がほとんどで、懐の三角形を崩さずにトップの形を作る事です。


また、伸び上がりはトップでの伸び上がりとインパクト時の伸び上

がりがありますが、トップでの伸び上がりはテイクバックで左の肩

を下げる動作で持ち上げない事でほぼんどの人が治ります。


インパクトで伸び上がる場合は腰の引きで重心を左の後ろに移動す

る事、インパクトで胸を下げる動作を入れる事で治ります。

これは左のお尻の突き出し(腰引き)と言って、後方打席方向に重

心移動しながら突き出します。


ただ、普段伸び上がっている人は伸び上がらなくなるとダフりにな

りますので、その調整が必要です。


調整方法は色々とあり、ハンドファースト度を上げる、リリース位

置をできるだけ左にする、左の肩を縦に持ち上げる、横の回転を速

めるなどの調整が必要でいずれもかなりの訓練となります。


今まで定着した形を新しいインパクトの形に上書きするのですから

ある程度の時間と忍耐が必要です。


オーバースイングは修正する事でより精度が上がり、伸び上がりは

ミート率を上げる事や飛距離が出る事などのメリットがあります。

どちらも修正するとプロに近い綺麗なスイングになるのですが、か

なり上級になるまではスコア的にはその差はあまり分かりません。


ただ、最初から基本通りにフォームを作っておけば余計なミスを軽

減できますので、治すかどうかは個人の判断になるかと思います。




0 件のコメント :

コメントを投稿