2021年1月3日日曜日

縦回転?横回転?どちらでしょうか?

 

Question


コックを維持したままのスイングだと横回転のイメージになり、

方向性が良くなりましたが当たりが薄く感じます。


でもコックを解放すると飛距離がでますが方向性が悪くなり縦回

転のイメージです。


縦回転?横回転?どちらでしょうか?


Answer


これは当たりが薄いか厚いかという縦横のバランスです。

この差が酷くなるとダフリトップになりますので、トップ気味や

ダフリ気味と言う当たりの時も同じです。


当たりが薄いと言うのは芯よりも下に球が当たっている状態で、

厚いと言うのは芯の上に当たっている事を言います。


初心者の方々はまず芯に当てる事が困難で、今はたまたま偶然に

当たっていると言うだけで、この習得法では無駄な遠回りが多過

ぎてこのペースだと一生空回りの可能性があります。


しかし、質問者さんはその違いの原因を一つ発見し、それを感覚

的に捉えておられるようで、コックをリリースした時としない場

合の違いが判るようになっているのですが、どちらが正しいかを

知らないと言うだけです。


まず、基本動作を習った方でしたらこのような質問は出て来ない

のですが、我流の方達はこの単純なアンコックをするかしないか

と言う問題で悩んでしまっています。


アンコックは大変重要でこの手首を使わないと飛距離は出ません。

親指側に曲げるだけで甲側には曲げない事も大切で、アンコック

も元にもどすか、フルにアンコックするかでも軌道が変わります。


フルショットの場合にはアンコックする打法がほとんどですので、

まずはそれを組み込み、薄い厚いは他で調整します。


スイングは横回転と縦回転の両方のバランスです。

そして、体全体でのそれぞれの動作には縦の動きと横の動き、ま

たはその両方の作用が入った動きがあります。


どの動きを大きくしたり、どの動きを入れたり入れないかによっ

てバランスは変わりますので、体全体でまとめて調整する事が大

切です。


これが縦横のバランス調整で、質問者さんはその段階になってお

られるようですので、どの動きが縦でどの動きが横なのかを理解

するとご自分で簡単に調整する事が出来るようになります。


スイングはメカニズムで覚えるとこのような調整や修正、補正な

どの作業が簡単にできますので、感覚だけに頼って手探りで試行

錯誤して偶然に当たるのを待つのではなく、最初からどのような

動作があるかや、バランスの良いフォームを型として習う事をお

薦めします。




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