2021年2月1日月曜日

スイングは人それぞれですか?

 

Question


ゴルフのレッスン動画は沢山ありますね。見ていて楽しいです。

しかし、それぞれが違うことを言っています。

腕を振れ、という人もいれば腕を使うな、という人。

結局スイングは人それぞれだから、という事になりますか?


Answer


スイング打法は色々な種類があり、一人一種類ではありません。

例えば飛距離だけで分けてもチップショト、ピッチショット、コ

ントロールショット、フルショットと大きく分けただけでも4種

類で、高さを入れるとフロップショット、ポップアップショット、

ロブショットなど、打ち方が別物のスイングがあり、トップ選手

ほどその引き出しが多いのが特徴です。


また、フルショトでも普段は8割で、いざと言う時にはマックス

に振るのはその昔から行われている事であり、そこでも飛球術を

15種類入れた時がマックスで、13に落として普段はスイング

していると言うように、力ではなく打法そのものを変えて振って

いる選手もいます。


これらを入れると一人でいくつもの打法をマスターしている事に

なり、それぞれに振り方が違います。


ケプカの飛距離表がアップされていましたが、コントロールショ

ットだけでも8番以下は3種類あります。

これにフルショットの2種類で一本のクラブを5本分に使ってい

る事になります。


たとえば普段のフルショットは8割と言う表現をしているのです

が、腕や手をあまり使わずにボディーターンのパワーでスイング

をする人が多く、深いラフやショートカットで飛ばさないとコー

ナーに引っかかるなどの状況では手や腕も使って全身のパワーを

入れたマックス打法で打っています。


そして、大きな違いは同じフルショットでも打法の違いです。

ヘッドの軌道、手の軌道、肩の軌道、腰の回し方、脚の使い方や

タイミングなど色々な打ち方があり、出来る動き出来ない動きな

どもあるのですが怪我をしそうな振り方もあり、その人の弱い部

位を使わずに怪我をしない振り方などにアレンジする事もあるの

です。


これらの中で、たまたま定着した振り方で再現性が高まるとスコ

アは良くなってプロクラスにまでに上達するのですが、それを教

えている人が多いので、それぞれが違う打法の話をしているため

に混乱を招いています。


また、スコアが80ほどでレッスンプロの資格がもらえるために

それ以上の世界を知らずにそこまでのレベルの内容しか教えられ

ない人もいます。


打法の要は軸が大きくブレるとか、軌道が変わってしまうなどの

癌となる余計な動きやできていない部分がない限りは再現性がほ

とんどとなります。


この致命傷的な癌は再現性が上がらない事で修正や改造が必要な

のですが、それ以外はほぼ再現性が上がりさえすればスコアは良

くなりますので、そういう意味では人それぞれで良いと思います。


ただ基礎や基本動作は教科書通りにしないと途中で壁が出てきて

限界が来ますので、基本だけは逆らわずにしっかりと習得する必

要があります。




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