2021年2月4日木曜日

小祝さくら選手は運動神経が悪かった

 

Question


小祝さくら選手は、子供の頃から運動神経が悪かったそうで

すが、ゴルフに運動神経はあまり関係ないのでしょうか?

ちろん運動神経が良いことに越したことはないと思いますが。


Answer


さくら選手が運動神経が悪かったかどうかは分かりませんが、

ゴルフは野球のように瞬発的な動作や動体視力は必要なく、

同じ動作ができれば上手くなるスポーツです。


野球などは一瞬の判断で球の軌道を予想し、そこにバットを

持って行く瞬発的な反応が必要で、目で見た球の動きを瞬時

に判断して対応する能力が競われます。


ところが、ゴルフは球は止まっていますので、必ずいつも同

じ軌道で打つ事ができますので、一種類の軌道を覚えるだけ

で良いのです。


野球のように数百、数千種類の軌道に対する体の動きや手の

動きを瞬時に判断して選ぶ必要がありません。

その作業が運動神経だとしたらゴルフには必要がないのです。


むしろ、毎回同じ軌道で振る事の方が難しいかも知れません

が、これは体にその動作を覚えさせて定着すれば、条件反射

となって何も考えずに今度は逆にそれしかできないと言う状

態になります。


これがゴルフの再現性で一番重要な事なのです。

同じ動作を1万回もすると再現性が高まって、ほぼ同じ事が

自然にできるようになります。


この反復運動ができるかできないかでゴルフの上手い下手が

ほぼ決まります。

従って、ゴルフは運動神経ではなく再現性だと言う事です。


もちろん、精度は野球と同じように上げなければなりません。

打球を二塁ベースの幅に通して飛距離は3倍、そしてファウ

ルがありませんのでその分難しいと言えるでしょう。


ただ、訓練によって誰でも再現性を高める事ができます。

より効率の良いフォームで、より正確に精度を上げる事がで

きれば良いだけの話ですので、運動をした事がない人でも、

また、センスや才能などは関係なく、誰でも正しく練習をす

ればできるのがゴルフですので、より多くの人達が楽しめる

ものだと思います。




0 件のコメント :

コメントを投稿