2021年4月26日月曜日

フックグリップでローテーションしない打法?!










Question


日本の男子プロはスクエアグリップのフェースがローテーションする

スイングが多いです。松山さんも、石川さんも、そう見えます。 


日本的なスイングの基礎的見本があって伝統的な型なのでしょうか。

最近の日本の女子やアメリカツアーの大多数の選手がフックグリップ

でフェースローテーションの無いシャットフェースのスイングで飛距

離も精度も成績も高いように思います。


それに気が付き、自分も取り入れてやってみています。 

道具もそういう使い方に合わせた造りになっていると聞きます。 

知らない、気が付かない、気が付いても今さら変えようがない、そい

うゴルファーはどう考えますか。


Answer


グリップは基礎であって、昔も今も日本も欧米もスクエアが教科書と

なっているのですが、応急処置としてフックにさせるコーチがいるの

は事実です。


日本の打法と世界の打法の違いはそこではなく、ワインディングや三

軌道一面化、飛球術や寄せの引き出し等の違いです。


道具はさらに販売側の販促テクニックによって歪曲された理論が横行

しており、基本の設計理論を崩してでも売ろうとしています。


それを知らない人達がほとんどで、確かに間違いだらけの理論によっ

て惑わされ、遠回りし、滑落したり地獄を見る人が後を絶ちません。


フェイスローテーションではフックグリップにしてシャットのまま上

げ下ろしをすると言うのはアプローチなどの打法です。

グリップはスクエアでローテーションを少なくしてシャットフェイス

で上げているのが現実でこれが世界の主流で、日本でも人によります。


これは昔 180 度フェイスローテーションをしていたのを 120 度程度

に抑えているだけで、全くしない打ち方などは人体構造上できません。

パターで 50cm ほどの振り幅ならそれが可能ですが、上まで上げれば

自然に入ってしまいます。


厳密に言えば、フィスローテーションはアーム(リスト)ローテ―シ

ョンを使うかどうかの違いです。

アームローテーションとは腕が骨を軸として回転するローテーション

で、これは一切入れなくても体が180度回転する事でフェイスは完

全に180度ローテーションします。


これを少な目にする打法が現在は主流なのですが、このフェイスロー

テーションを一瞬にするレイトヒティング(解放開始時期を遅らせる)

打法のために、体も腕も最後ギリギリまで解放せずに一瞬にして行う

ためにアームローテーションを使っているのが現状で、コントロール

ショットなどの飛距離を必要としない場合には体のローテーションだ

けでフェイスを回転させますが、これも少なくしています。


グリップはスクエア、そして飛ばす打法はアームローテーションの解

放を遅らせると言うシャロースイングが世界の主流ですが、この技術

は最高難易度ですのでアマチュアの方にはお薦めしません。






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