2021年4月27日火曜日

後ろにおいた椅子に座るような感じ


Question

トップからの切り返しで後ろにおいた椅子に座るような感じで一瞬沈み

込むことが重要なようですが、これは何故でしょうか?

こんな器用なことはできないのですが、どうすれば出来ますでしょうか?











Answer

後ろに置いた椅子に座るには色々な方法がありますので、その座り方が

問題です。


まず、基本は第七頸椎が動かない事です。

腰を引く、あるいは左のお尻を突き出す事で椅子に座るのですが、その

どちらも上半身が後ろに移動してしまう可能性があります。


また、伸び上がりや起き上がりで球から遠ざかってトウ側に当たる事も

ありますので、重心は後ろでも上半身はむしろ前に行く力で胸を下げ、

腰を引きながら椅子に座ると言う感覚にします。


また、沈み込むとありますが沈むのではなく左膝を伸ばして腰だけ後ろ

に引く動作が正解で、膝を曲げて沈み込むとインパクトで左の膝が伸び

ないまま打ってしまいダフってしまう事があります。


左膝はインパクトまでには伸ばす事で高さが安定し、また腰を開く勢い

がついて飛距離が出ます。


いわゆる踏み込みだと思って沈み込んでしまう事が多いのですが、あく

までもヒップスライドとお尻の突き出しで左膝は外旋をしても、あまり

腰が沈まない方が膝は伸ばし易く安定した回転になります。


ただ、わざと沈んで伸ばすと言うスクワットジャンプ打法もありますの

で膝伸ばしが間に合うのでしたら組み込んでも良いでしょう。


そして、この一連の動きに重要なのは、右足の踏みつけと重心移動です。

踏みつけとはトップにぶつかる瞬間、あるいはダウンスイングの初動で

右足に一瞬全体重が乗るくらい地面を踏みつける事です。

ドラコン打法などはテイクバックの最中にすでに踏みつけをしています。


また、左斜め後ろに重心を移動させると、ヒップスライドと腰引きが楽

にそしてスムーズに行えます。

そして、ヒップスライドは腰のヨジリ(右に回転したのを左に戻す)も

同時に組み込むとより腰の開きがスムーズになります。


これらの動作は最高峰の難易度ですのですぐにはできません。

一つ一つの動作が出来て、それらを全てを組み込むにはかなりの練習が

必要で、ほとんどのゴルファーはできていません。


プロでも日本人選手は数えるほどしか出来ていませんので、欧米選手の

動画を見てタイミングなどを覚える事が大切です。

ただ、見ても椅子に座るようには見えませんので、これは体感で座るよ

うな感覚になる動きとしておきましょう。








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