2013年10月3日木曜日

健康管理とケア


健康生活とは「体に良いことをして、悪いことをしない」の一言に尽きます。
また、さらに運動によって体にかなりの負担が掛かりますので、日常のケアが大変重要です。



                     体に良いこと


1  栄養バランス

体は水と栄養素でできています。
筋肉を動かすのも、壊れた細胞を修復するのも栄養素です。

基本は毎日30品目、7色の食材を摂取することと
不足しがちなミネラル類、ビタミン類、そしてアミノ酸類を
補給することです。

バランスは高タンパク、低脂肪の食事です。
微量栄養素(ミネラル、ビタミンなど)は野菜だけではなく
海草類なども摂るようにしましょう。

大変貴重なのは玄米です。
世界のトップのサプリメント会社はヌカから栄養素を抽出しており
それが超一流の会社の証となっています。

玄米は毎年栄養のある山の水が水田に流れ、
それを吸って育っています。
畑とは違って同じ土壌を何度も使ってやせ細った土ではなく
毎年再生されているのです。

しかも、お米の95%の重要な栄養素はヌカに入っています。
白米は味は良いのですが、わずか5%に過ぎません。

そこで心配なのが農薬です。
やはり95%がヌカに行きますので
無農薬(肥料と殺虫の両方)で作られた玄米がお奨めです。

また、サプリメントはミネラル・ビタミン総合剤を摂る必要があるのですが
日本は法律によって医薬品に相当する栄養素は医薬品として処方が必要になっています。
したがって、アミノ酸類は処方の必須アミノ酸、そしてミネラル・ビタミン類は
個人輸入でアメリカから輸入することをお奨めします。


2  温熱療法


激しい運動で筋肉が炎症を起こしている場合は別として
普段のケアは暖めることにあります。

特にゴルファーが抱える腰痛は軟骨や神経系でない限り
ヒートパッドで暖めると大変効果があります。

アイスノンなどの保冷剤を電子レンジで暖めて(破裂しないように要注意)
椅子に座っている時や横になった時に腰の下に敷いているだけで
回復力がかなり違います。


3  入浴


入浴は体表ではなく体内の温度を上げるだけの入浴が必要です。
体内温度が1度上がるだけで免疫力が上がり、ガンの芽などを死滅させ
血行の促進によって酸素や栄養素を隅々まで送ります。

42度のお風呂で最低10分は必要だといわれています。
体の表面だけではなく、中まで温まるには時間が必要です。


4  呼吸法


下腹(丹田)で呼吸をすることによって血流が促進されます。
やり方によってはゴーという音が聞こえるほど血が流れ
ホルモンの分泌促進や体温を上げることができます。

この呼吸法は武道やヨガなどでも行われる、内蔵を下に落として
骨盤底筋に力を入れながらゆっくりと吐く呼吸法で、
メンタル的な動揺や緊張をも正常に、そして集中力を上げてくれる
深呼吸の方法です。
(詳細はまたの機会にアップします)

タイガー・ウッズのスイング・コーチであるショーン・フォーリーも呼吸法を取り入れ
パティングの前には必ず深呼吸をするように指導しています。


5  睡眠と規則正しい生活


睡眠は一日のうちの一番のイベントだと考えてください。
夜の10時から2時がプライムタイムといわれ、この時間帯に成長ホルモンなどの
回復に必要なホルモンが一番分泌されると言われています。

寝る時間の3時間前に食事、2時間前にストレッチや軽い運動、そして1時間前に
入浴(諸説あり)をするとメラトニン(眠るためのホルモン)がその時間に集中して分泌され
また、朝日を浴びて体内時計の調整を行って、規則正しい生活をすることを
心がけましょう。

運動の直後と眠った時に成長ホルモンが分泌され、ミネラル類とアミノ酸類によって
細胞が再生されます。十分な栄養素が体内にあり、そこに成長ホルモンが出ると
初めて回復作業、修復作業が行われ、また筋力が増強されるのです。

睡眠も練習のうちです。栄養補給と睡眠は練習と同じくらい重要です。


6 マッサージ


トップ・プロ達は毎日スポーツマッサージを受けています。
これも血行促進などの効果があり、大変効果的です。

マッサージは指圧や整体的なものではなく、オイルマッサージ的な
血行促進方の筋肉の血流を促進するマッサージ、すなわち
スポーツマッサージと言われる方法が最適です。
余裕のある方はぜひ実行してみてください。


7 休息


バネ指や腰痛など、ゴルフには怪我や故障がつきものです。
朝、起きたばかりに痛みがあるが動かしているうちに消えていく痛みなどは
腱鞘炎の前兆です。

このような症状の時にはすぐに休息が必要で、パティングなどの軽い練習に切り替え
痛い部位を休ませることが大切です。



 
                      体に悪いこと


1  タバコ


体に対して通常行っている最悪な行為がタバコです。
病気の75%は活性酸素が関与し、老化の原理も活性酸素です。
タバコには一服に60兆の活性酸素が入っていると言われています。

癌の原因のほとんどはこの活性酸素です。また
脳卒中や心臓病などの血管が詰まる病も
コレステロールが酸化したり、血管内で血液が固まって(かさぶた)
それが血栓として詰まらせるのもこの活性酸素が原因なのです。

公害が問題になった日本の成長期、街の交差点には大気汚染の表示があり
法律で定められた健康を損なう数値を - - ppm で表示されていました。
その数値の200倍、450倍という量の毒物がタバコにはあり
タバコが認可されていること自体が法律違反となるのですが
法治国家になる前からの悪習なので放置されているようです。


ストレスの解消に?!

タバコは脳の神経をバイパスし、一時的に覚醒されますので覚せい剤と同じで
長期の喫煙は脳神経系の病になりやすくなります。
この覚醒作用がストレス現象であり、タバコを我慢するとストレスになる
というのは麻薬の禁断症状をストレスだと言っているのと同じことになります。

喫煙者と禁煙者数十万人を対象とした見た目チェックをしたデータでは
明らかに喫煙者は禁煙者よりも5歳から10歳は老けて見えたそうです。
これは検査によって後に実際に老化が5年から10年進んでいることを
証明しています。

活性酸素はもともと白血球が悪玉菌などを攻撃するために必要で
吸った酸素の1%は活性酸素になるといわれていますが、必要以上は毒物となります。

激しい運動選手が早死になのもこの活性酸素が原因で、これに肥満が重なると
相撲力士のように20代で亡くなったりすることもあります。


活性酸素を消去しろ!

この活性酸素を消去する抗酸化酵素という人間が分泌する
最強の抗酸化物があります。
これは現在騒がれているポリフェノールなどの抗酸化栄養素の
数十倍もの効力がある酵素で大変重要です。

この抗酸化酵素は急に激しい運動をするとはじめの15分ほどは十分に分泌されず
その間に細胞を蝕んでいきます。
したがって、準備運動が必要です。

また、この酵素はほかの機能酵素と同じようにミネラルとアミノ酸でできています。
いかに栄養補給が必要かということがここでも分かります。

十分に栄養が体内に入っていないと、この酵素は十分に分泌されず
体が酸化して錆びていきます。

タバコに限らず、紫外線、水道のカルキ、ストレス、などによっても
体内で活性酸素が発生することが分かっており、活性酸素をいかに消去するかが
健康には最重要課題だとされています。



2 ストレス


これも活性酸素です。
ストレス反応は虚血還元に起こります。

虚血還元とは血液の移動です。
血液が詰まってしばらく虚血状態になり、その後回復して血が流れると
それが還元となります。

エコノミー症候群などは長時間血流が滞り、降りたときに還元で活性酸素が発生し
血栓ができて起きる病気です。

ヘリコプターで急上昇すると気持ちが悪くなります。
血液が重力によって移動し、そこに血液が戻ってきたときに
大量に活性酸素が発生すると言われています。
これも虚血と還元です。

急激に激しい運動をしてもまた同じように気持ちが悪くなりますが
これも抗酸化酵素が間に合わずに活性酸素が発生して体を蝕んでいる現象です。

ストレス・ホルモンのコレチゾールは交感神経を刺激して血流を良くするのですが
これが消えないと夜に眠るホルモンのメラトニンを破壊して眠れなくなります。
子供が昼間にはしゃいだ晩はなかなか寝ないのがこれです。

このコレチゾールを必要に応じて消去するためには
呼吸法などがとても有効で、漢方薬なども効果があります。

ゴルフ場で心臓発作で倒れる人はグリーン上が一番多いといいます。
これはパティングの緊張感からのストレスによってストレス反応が起き
血圧が上がって血管が破れたりするからです。

ストレスによって活性酸素が発生し、血管を詰まらせたり癌の芽を作りますので
普段から呼吸法などで血流を良くしてストレス反応に強くなることも大切です。


3  アルコール


活性酸素の70%は肝臓で発生するといわれています。
20%が脳で残りがこれ以外の全身です。

したがって、普段からでも活性酸素によって一番痛めつけられるのが肝臓で
毒物処理としてアルコールが肝臓に大きな影響を与えることがいうまでもありません。

適量は百薬の長とか言われますが、おちょこ一杯の日本酒とか、小瓶2本のビール
で済めばの話です。
これ以上の飲む場合には死亡率がその量にしたがって高くなります。





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