2013年10月18日金曜日

ピンを狙うのか、グリーンの真ん中を狙うのか!(上級者用)


タイガーウッズと一緒に回った松山選手は、「彼は毎ホール
デッドにピンを狙っていた」と言っていました。

松山選手は浮き沈みの少ないステディーなゴルフをするようになってから
常に上位を維持することができるようになったそうですが
タイガーのゴルフを目の当たりにして
「奴に勝つには自分もデッドに狙うゴルフをするしかない・・」と言っていました。

通常、ピンをデッドに狙うかグリーンの真ん中を狙うかは仕上がり状態もありますが、
飛距離、グリーンの形状、危険度や状況によって決めます。

中級者は基本的にはほとんどグリーンの真ん中を狙いますが、上級者以上は
状況に応じて、色々な打ち方ができるとゴルフが面白くなります。

パーで回れるようになったら、次の段階としていくつバーディーが取れるかが勝負です。
パターが入らないからバーディーが取れないと悩む前に、
いかにピンに近づけられるかを追求してみましょう。


飛距離

個人差はありますが、基本的に100Y以内はデッドに
150Y以上は真ん中を狙うのが安全です。
間の距離はその日の調子や状況、色々な条件によって選択します。


グリーンの形状

球が止まる柔らかいグリーンは別として、硬い止まらないグリーンや
飛距離が長くて球が止まらない場合はランを計算します。

グリーンが右から左に下がっている傾斜の場合は
右に落としてランで左に転がりながらピンに近づけるようにします。

また、この傾斜がきつく、右端に落としても転がって左の外に出る場合は
左からスライスで回して傾斜にぶつけランを少なくして転がします。


危険度

ピンが左に切ってあり、左には池やバンカーがある場合
デッドに狙って少しでも引っ掛けると危険です。

そのような場合にはグリーン中央に落として止めるか、グリーンが柔らかくピンが手前なら
真ん中に落としてスピンで戻してピンに近づけたり、左奥の場合は
ランを使ってグリーンの中央からピンに近づける打ち方をするのが理想的です。


追い上げて攻める場合

数打差でトップのリードしている人に追いつき、逆転で優勝を狙う場合の
最後のハーフではギャンブルに出ることがあります。

もちろんその日の調子にもよるのですが
イケそうだと思ったら全てのホールでデッドに狙ってバーディーを取りに行くことも
作戦のひとつとなります。
ただ、裏目に出る場合もあります。


理想的な落とし方

試合やコンペではピンの位置がまず真ん中というのはありませんので
左右前後の4ヶ所を想定して練習する必要があります。

真ん中でしたらそのままデッドにもちろん狙いますが
グリーンが柔らかい場合には理想的な狙い方ができます。

それは全てグリーンの真ん中、あるいは真ん中寄りに落とすことです。
手前の左にピンがある場合はフック系の球で真ん中に落とし、
バックスピンを掛けて左にバックさせて近づけます。

右手前の場合にはスライス系で真ん中に落として右手前にスピンでもどし
また、左奥の場合にはコントロールショットで真ん中にフック系で落として左奥に転がし、
ピンが右奥の場合はスライス系のコントロールショットで
グリーンの真ん中に落として転がして右奥のピンに近づけることが理想です。

これはあくまでもグリーンの真ん中に傾斜がない場合のことで、柔らかくないとできません。
プロのトーナメントではほとんどバックスピンが掛からないほど、またボールマークが
つかないほど硬いグリーンが多く、ショートアイアンでも高く上げないと
止まらない場合などもあります。

グリーンが右に傾き、ピンが右の奥だった場合にはストレート球で中央に落とし
落ちた球は自然に右に転がりますので、ランのある状況ではそのままピンに近づきます。

また、グリーンが右から左に傾斜しており、ピンが右手前だった場合
ピン奥にスライス系で落として傾斜にぶつけてバックスピンで手前に転がすなど
100Y以内でしたらデッドに狙っても面白いと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=xMfGtZiPB0s


125Y~150Yのグリーン狙いは、2012年のPGA平均でピンから7mだといいます。
このちょうど乗せるか狙うかの間の距離は、以外と狙わずに
確実に乗せにいっていることが分かりますが、
これは試合中の難しいコースやグリーン設定での状況判断ですので
一般のゴルフ場ではもっと近づけるように目標を設定する必要があります。

腕を磨く

まずは、ピンポイントで落とすことができるだけの精度と安定度を高める必要があります。
ストレート球がピンポイントで落とせるだけの精度を高め、そのストレート球と同様に
フェイド、ドローなどが同じ精度で打てるように仕上がった状態の時に
これらの戦法がはじめて使えるようになります。

その上でどの番手でどのくらいの柔らかさのグリーンだと止まる、戻る、転がるを覚え
それぞれのグリーンで各番手のキャリーとランの距離などを熟知する必要があります。

http://modernswing21.blogspot.jp/2013/08/blog-post_31.html


どんなグリーンのコンディションでも対応できるように引き出しを増やすことも
バーディーをより多く取り、より安定したスコアを出す秘訣となります。




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