2013年11月4日月曜日

打法の比較項目 


スイング理論は良く談話から論争になることがあります。
打法は優劣や正邪を決めるものではないのですが
教え魔や評論家達は持論の優秀さを認めさせようとします。

ゴルフ理論やスイング動作はそれなりの内容を見極める事によって
惑わされたり振り回されたりする要素を減らすことができます。

これらを見極めるための基準を良く理解しておけば
練習場で教え魔が来ても、飲んだ席でゴルフ談義になっても
話の内容を理解し分析することができると思います。



1  ロジカルであるかどうか

打法が物理的な道理に適っているかどうか
数学的でロジカルであるかどうかがまず問題です。

何式とか誰式など、いろいろなスイング理論がキノコのように出現し
それぞれに勝手な感性やイメージで打法が作られ
情報の混乱が多くの人達を遠回りさせています。

まず、その動きが物理的にシンプルで、人体構造的に無理がなく
合理的で無駄の少ないフォームであるかどうかを診る必要があります。

気持ちが良いからとか、これが自然だからとかいう理由でその動きをさせる打法もあり
なぜミートするのか、なぜストレートになるのか、なぜ飛距離がでるのかという
納得のいく論理的な裏づけが必要です。


2  スキルの高さ

ボディーターンやレイトヒティングなどの難易度が高い技術があります。
手打ちやすくい打ちとは技術的なレベルの違いがあります。

シンプルスイングは誰にでもできる動きだけでスイングします。
ところが、飛距離を伸ばしたり、方向性を良くするためには
さらに違う動きを合わせる必要があります。

しかし、それらの多くは難易度が高く、右足のキックやヒップターンなどは
プロとアマの違いとも言われるほど難しいスキルと言えるでしょう。

それぞれの動作や技がどの程度の難易度なのか、そして採用する目的やメリット
などを考慮した比較が必要だと思います。


3  理論の浅深

20Yの寄せでハイピッチのみでアプローチすると
芝の硬さや逆芽などで芝に力を取られることがあります。
何種類もの引き出しを持つだけの考え方や洞察力の浅い深いがあります。

グリーンにさえ乗ればよいとしたスイングでは、ワンパット圏内に近づけることができず
いかにピン近くに止めるかを追求した技術を身に着ける必要があります。
どこまで深く掘り下げて腕を磨けるか、浅はかな甘い考えでの技では
とてもゴルフは上に行けません。


4  時代別の比較

打法にはそれぞれの時代に流行った打ち方があります。
道具やコースの進化だけでなくスイングも進化しています。

ジャック・ニクラウスは毎ホールDRは280Yを正確に跳ばしていました。
そこにフレッド・カプルスやデイビスラブなどが290Y以上を出すようになり
その後タイガーウッズが300Yを超える飛距離で天下を取りました。

するとコース設定はDR飛距離を300Yとしてコースを7000Yから
7500Yまで長くして対応してきました。
そこで、280Yの飛距離の選手達はほとんど上位に上がれなくなり
道具の進化も手伝ってほとんどの選手が300Yほど飛ばせるようになってしまいました。

これらのコースや道具の進化だけではなく、スイングのフォーム自体が進化し
環境に対応した打法が求められています。
クラシカルな打法、中期の打法、そしてモダンスイングと時代によって
それぞれの打法の流行がありますので、それを良く知る必要があります。


5  向き不向き

若者と年配者では体の柔らかさや回復力、筋力や機敏さなどが違い
それぞれの人に合った打法があります。

同じ体型の人の打法を真似ろという人がいますが、私は決してそうは思いません。
確かに参考にして、同じ体型であれば動画を撮った時に同じように見えるので
分かり易いという意味ではその通りなのですが、必ずしも同じ体型の人が
自分に合っているとは限りません。

女性が男性のスイングを真似ても決して悪いとは思いませんし、
動きが自然でないからやらない・・とかいうのもどうかと思います。
もともとスイング自体が不自然な動きですので、最初は誰でも不自然さはあります。

自分にはゴルフが向いていないとか、こつこつ練習するのが嫌いだとかいう人もいますが
ゴルフ自体がさほど好きでない人はやはり向いていないかも知れません。


6 実用的かつ実証があるか

どんな理論でも、実用的でなければ意味がありません。
実際にトップ・プロがそのスイングの実用性を証明しているかどうかが問題です。

パターで一番直線的にスイングできるのは前傾角を90度にして
お辞儀をした形で打つことです。

理論的には確かにヘッドが円に動かずに、直線で動きますので
より正確に打てるのは事実です。

実際にミッシェル・ウィーがやっていますが、腰に負担が大きく
あまり実用的ではないかも知れません。


7 習得期間の長短

安定期間、定着期間が問題です。
体力や時間、経済的に問題がなく、毎日練習ができる人は
どんなに複雑な打法でも習得できるとは思いますが
できるだけ早く完成したいものです。

その動きがすぐにできても、その動きが定着するのに時間が掛かります。
どうやっても定着しない動きがもしあったとしたら、違う動きで定着させた方が
早くスコアになることがあります。

また、いくら定着してもミスが多い打法だと、安定度が高まりません。
定着してそれが完成して安定するまでの期間は短い方が理想なのですが
時間を掛けても価値のある技があれば、
それは価値観によって選択されるべきだと思います。



論争を避けるためには、ゴルフの目的と価値観を良く知ることがまず第一で
リゾートゴルフと競技ゴルフの目的が違う人が打法で議論をしても意味がありませんし
そんなに練習してまで上手くなっても仕方がないと言う人には
いくら高度なスキルを話しても時間の無駄になるかと思われます。





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