2013年12月14日土曜日
ミスをどう受け止めるか
その昔、プロと一緒にラウンどしたことがありました。
私が林のすぐ手前から見えないグリーンを狙おうとすると近寄って来て
楽しそうに「う~ん、これはロースライスだね!」とアドバイスをくれました。
また、ベアグラウンドのようなバンカーに落とした時には
「ちょっと!代わりに打たせて?!」と駆け寄ってきました。
いずれにせよ、楽しそうにリカバリーショットの練習をしたがっていたのを
実に鮮明に覚えています。
私にとっては当時はミスは絶対に許されないことであり
恥であって非難の対象でしかありませんでした。
彼の前向きな姿勢にとても驚いたのです。
こんなバンカー珍しい・・と言って何度も練習していましたが
私にとってはその姿勢がとても良い勉強になりました。
ミスをした時にどう考えるのか・・
これによって怒りが出たり、逆にワクワクしたり
実にゴルフってメンタルなんだな~とつくづく思いました。
レオナード・トンプソン選手はその昔、
ゴルフは忍耐のゲームだ!
と言い残しています。
ゴルフはコースとの戦い、天候との戦い、そして自分との戦いで
良く言われるのは、この忍耐という我慢や葛藤、そして
プライドや恥などの雑念との戦いがあります。
ただ、怒りや恥さらしとの戦いばかりではゴルフは楽しくありません。
ではどうしたらミスを楽しめるのでしょうか?
トンプソン氏の父親は息子にこう言っています。
トラブルがなければ、ゴルフは球ころがしに過ぎない
そうです。
ミスをして、トラブルからリカバリーすることがゴルフの醍醐味であり
実力を付ける最大のチャンスなのだ!と受け止めることで
ミスからの脱出にワクワクし、克服した時の達成感や感動を求めて
逆に感謝できたらゴルフはより以上楽しいスポーツになるのではないでしょうか。
ただ、同じミスを何度も繰り返す人は成長がありません。
やはりミスの原因を特定し、対策も後で行いたいものです。
リカバリー・ショットで引き出しが増え、ミスの対策でまた課題が見つかり
この両方とも成長には欠かせないきっかけになります。
ミスをすればするほど腕を磨くチャンスが増えるということです。
自分の成長を楽むことが上達の秘訣ではないでしょうか。
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