2014年1月10日金曜日
力むとトップするのですが・・
Question
跳ばそうとして力が入るとトップします。
力まないようにするのがベストなのですが
どうしても跳ばしたいホールがあって、何回に一回は上手くあたるので
その当たる時のスイングをしたいのですが
どういう練習をしたら良いでしょうか?
HC22 55才男性
Answer
原因は浮き上がりや起き上がりなどの可能性は如何ですか?
当たりがただ薄い場合はこれらが考えられます。
また、ヒール側でトップする場合はショルダー・プレインや
アライメントの問題もあります。
ここでは起き上がりや浮き上がりに原因があると想定してお話しましょう。
起き上がりの場合はインパクト時に前傾を寝かせるくらいに
大げさに沈む動きを加えると対処できます。
また、万振りをせずに8割で振ることを定着させて
コンペなどでドラコンホールがあっても一切スイングを変えずに
無視して通り過ぎる事も必要かも知れません。
起き上がり
起き上がりの原因はダフり防止で体が勝手に調整していることがあります。
これは構えた時とインパクト時のアームシャフト角が違い過ぎる場合になり易く
また、シャフトが最近の長尺ブームで長過ぎてさらに打ち難くしています。
勿論、軌道がダフり軌道なのに、そのダフりを修正するために
固定されるべき軸を動かして調整するのはNGです。
アームシャフト角はインサイドイン打法では構えた時と同じ角度で打つことが基本で
柔らかいシャフトを使用すると遠心力でトウダウンが起きてダフるために
体が勝手に調整して起き上がりの癖が付いてしまうこともあります。
スクエア打法は180度近くに伸ばしますので、アドレス時にハンドアップ気味に構え
その差を少しでも少なくするとミスが減ります。
また、伸び上がったり起き上がったりして長さを調整するのではなく
肩の先回りや左肩を持ち上げる動き、またレイトヒティングでリリースを遅らせたり
レイドオフで球との距離を調整して打つなどの方法がありますが
起き上がりや浮き上がりは軸がブレますのでNGです。
いずれにせよ、軸が上がってその分トップしている場合は
軸が動かないように回転運動を正確に行う必要があります。
しばらくはレイトヒティングでハンドファーストを極端にし、トップするくらいで打って
体に逆に起き上がるとトップするという印象を与えて矯正する方法があります。
また、ヘッドアップせずに起き上がらない素振りをゆっくりと何度も反復し
起き上がらない癖がつくまで定着練習すると治ると思います。
浮き上がり
両足を突っ張ってつま先立ちをして体全体が浮く場合には、ヒップターンの動作を練習します。
下半身の上下運動が上半身では回転運動に変換されなければなりませんので
左腰をしっかりと後ろに引いて膝を伸ばす際に
左足はつま先が上がるくらいにカカトに重心を移動します。
この場合、アドレス時に重心がつま先側になっていると
左足はカカトに重心を移動しにくいので
最初から土踏まず重心でアドレスすることが基本です。
インパクトで腰が前に出て浮き上がりで打つと腰を痛めるだけではなく
軸がブレることになりますので効率が悪くなります。
飛距離を出すのは力むのではなく、効率の良い動きと技で出しますので
力任せに速く振るのではなく、ヒップターンやレイトヒティング、押し込みと引き戻しなどの
技をしっかりと定着させて使えるようにすると良いでしょう。
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