2014年1月12日日曜日
競技ゴルファーの練習方法
ゴルフは一概に練習といっても、ただ打つだけの人がいますが
課題も目的もなく、ただ闇雲に打っているだけでは遠回りするだけです。
1 理想の打法
まずは、どのようなスイングをしたいか。
目指すプロを決め、その基本動作のフォームを学習します。
動きを完全に把握し、詳細まで頭でまず覚えることが先決です。
独学の場合は目指すプロの形を良く見て真似するところから入りますが
力の入れ具合や方向、タイミングなどは画像では見えませんので、
苦手な部分はどこかで習う必要があります。
実技を受講される場合はダメ出しレッスンではなく、積み上げの分解ドリル方式で
少しづつ課題を克服しながら固める習得法が最短です。
2 基本動作の実践
目指す打法の理想の動きを体ができるまで練習します。
手、足、脚、腰、腕、手首、肩、頭などのそれぞれの部位が
それぞれの場所で正しい位置にあるかどうかを確認し
どこの瞬間を撮ってもプロの動きと同じになるまで練習します。
ミクシーの100ポイントやブログ、そして解析サイトを良く見て
その通りの動きができるまで練習します。
ショートゲームの基本動作、傾斜やインテンショナル・ショットの打ち方など
引き出しをできるだけ増やす練習も同時に行います。
受講する場合は、目指す打法を把握した人から習うことが必須条件です。
3 定着練習
基本動作が全てできたら、打ち込んで定着させます。
各部位が全て正しい動きをしているかを確認しながら反復します。
これは我流でも受講者でも同じで、動きを体に染み込ませる段階ですので
毎日、朝晩100回、新しい動きは1万回を目指します。
定着はイメトレでも行います。
脳は実際の動きも、想像の中の動きも区別がつかないといいます。
クラブを持たずに素振りをしたり、クラブを持って素振りをすることも
フォームの定着には大変有効的です。
4 修正作業
基本動作が全てできても、安定するまでは必ず崩れます。
忘れたり勘違いが入ったり、知らずしらずに形が変わってしまいますので
その都度修正しながら定着させていきます。
癖が出てきたり、突然忘れたり、勘違いして違う動きになっていたりは当たり前です。
だれかに修正をしてもらうか、週一で動画に撮って確認が必要です。
これを怠ると違う動きが定着し、その動きが癖となってそれを抜くのに
倍の時間が掛かって遠回りすることになります。
また、修正する技術を習得する必要があります。
毎週実技を受講できるゴルファーは毎回修正をしてもらい
どう修正するか、打球によって何をどう治すかを習得して覚え
自分一人でも修正、あるいは調整ができるようにします。
5 精度アップ練習
基本動作はあくまでも大まかな動きです。
実際に力を入れる場所やタイミングなどを習得しながら
軸がブレないように、軌道がずれないように精度を上げていきます。
その日の番手を決めて、毎打球同じところに落とす練習や、
ネットのターゲットに毎回当てるドライバーの練習など
ピンポイントで方向を出す反復練習が必要です。
また、精度アップドリルや基礎練習によってできる限り効率の良い動き
無駄を限界まで省いた正確な動きを目指します。
6 安定度アップ練習
練習場ではルティーンを含めた番手を替える練習をします。
セットアップやメンタル面も同時に練習します。
また、現場で行う風の計算、傾斜計算、グリーンの速さや硬さ
芝の種類やライの違いなど、そして状況に応じてのショット選び、番手選び
メンタルコントロールなども含めてスコアを安定させる技を磨きます。
競技ゴルフを目指すゴルファーは上記のような練習が必要です。
また、その内容は我流のゴルファーは研究が必要で
その成果しだいで上達の上限が違ってきます。
いくら時間と球打ちをしても、練習の内容がアマチュアレベルであれば遠回りし
一生掛かってもアベレージが90台というゴルファーがほとんどです。
また、逆にいくら最高の内容を習得したとしても、実際に練習しなかったり
実践がなければスコアは良くなりません。
どんな内容の練習をどういう形で習得し、どれだけ練習できるかによって
3年でプロの試験に受かるまでに行ける人もいれば、我流でも
70台を出せることができるゴルファーもいます。
何をどう習うか・・
実技を受講する場合でも、ダメ出しレッスンや効率の悪い練習方法であれば
我流と全くかわりませんので、何をどう教えてもらえるのかが一番重要です。
最高の練習内容とは、分解ドリル、矯正ドリル、精度アップドリルなどによって
数ある課題を一つずつ固める練習方法で、修正を繰り返しながら固めて行くことです。
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