2014年2月14日金曜日

練習方法で大切なこと B


基礎練習は体力作りとか、走り込みとかではなく
基本動作をいかに正確に定着させるかにあります。

チップショット、ピッチショット、ロブショット、フロップショット
パンチショット、コントロールショット、バンカーショット、フルショットなど
それぞれのショットの動き、全てのフォームの動きが基本動作で
その動作の確認や精度を上げるための訓練が基礎練習です。

効率の悪い間違った動作での練習は、逆に下手を固めるだけで
理想的な動きだけを反復練習することが遠回りをしない秘訣です。

僅か1秒半程の動作の中で
それぞれの部位が経過時間に対してどの位置でどの方向に
どれだけの力を入れて動くかの詳細を分析すると
重要なチェックポイントが100以上存在することになります。

そのポイント達は打法によって違っていたり、相反することもあり
まずはどの打法を習得するかを決めることも大切です。

日本人のトッププロ選手達のほとんどはオーソドックスなスイングで
ベンホーガン時代のスイングにジャック・ニクラウス時代の進化した
フォームをまぜた打法です。

そして世界のトッププロ達のスイングはタイガーウッズ以来
21世紀のモダンスイングへと進化しており、
20年後の今、さらにまた進化しようとしています。

その違いは歴然として結果として現れているのですが
その違いすら分からない人達が沢山います。

TVの解説ですら、トップでのタメがない・・という解説者が数人いるのですが
これはオーソドックスな打法を基準にモダンスイングの非難でしかありません。

松山選手がアメリカのスイング解析で言われたのは
トップでのタメでした。
Old fashion pose  すなわち、旧式のタメ です。

現在の世界のトッププロでは非常に珍しいフォームなので
同じ放送で違う人に二回同じことを指摘されています。

日本では聞いたことのないワインディングやコイリングの手法なのですが
日本人選手はまずテイクバックでの捻り上げをしていません。
ただ、この動作がクラシックにはなかったのかと言われると
決してそうではなかったと私は思います。

ベンホーガンやサムスニードなどのスイングを見ると
決してトップで静止してはいません。

確かに今ほどはスイングは速くはないにしても、ある程度の張りはあったと思います。
松山選手や藤田選手は完全に一時停止していますので
体の張りはゼロ状態からせいぜい2~3止まりだと思います。

タイガーウッズやザックジョンソンなどはスタック・アンド・ティルト打法ですので
ワインディングの張りは10まで使っています。

ミケルソンやマキロイなどは7~8まで体の張りを使い
世界的な打法としては緩んだ打法はまず見なくなりました。

チャーシューメンの打法はリゾートスイングとしては十分に良いのですが
スポーツゴルフとしては飛距離が足りないのですでに世界のプロの世界では
消え去っています。

世界のトッププロのスイングが速いというのは誰でも分かるのですが
画像からは体や足の張りのあるかどうかはほとんど分かりません。
動画から真似のできない部分ですので、まだ日本にまで来ていないのかも知れません。

世界の打法は進化しています。
取り残された日本の打法を習得するのも決して間違いではないのですが
進化の理由は飛距離や効率の良さですので、
最新の進化した打法を目指すことをお薦めします。





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