2014年2月28日金曜日

跳ばすための7つの力(上半身)


ダウンスイングにおいて、上半身は腰の回転によって回されます。
下半身は上下運動、そして腰がその力を回転運動に変換します。

脱力で上半身はなにもしない打法はリゾートスイングと呼ばれ
それでも打てるのですが、やはり飛距離を競うモダンスイングでは
下半身だけでは不十分で、上半身もフルに使います。

その上半身の動作と力を7つに分類してみます。


1  跳ね返り   ワインディング(コルキング)の反動

   体を捻り上げ、全身に張りを持たせると、その反発力で
   ヘッドが自然に降りてきます。

   http://modernswing21.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html

2  振り払い  (スウィープ)

   左右に移動する力で、右から左にお祓いをするような
   大きな窓を右から左に拭くような動作です。

3  引き落とし  (落下力)

   落下力で、クラブを落として来る力です。
   右肘を腹の前に引き寄せる動きです。

4  落とし押し (右肩で真下に押す)

   腰の位置から右手でクラブを落とし、左手はその高さなので
   テコのようにヘッドが猛スピードで落ちる動きです。
   押し込みの前に右肩を落として地面に押し付けるような動きです。

5  釣り上げ  (左肩を持ち上げる)

   リリースの開始と同時に左の肩を天井方向に持ち上げます。
   右肩を落とすと同時に左肩を釣り上げるため、
   ショルダープレインがオンプレインに近くなります。

6  フルアンコック  

   インパクト時に左手を小指側に曲げてアームシャフト角を180度にすると
   その分だけスイング軌道の円が大きくなります。

7  押し込み  (ヒット)

   目標の右斜めに、そして5時方向に右肘を伸ばしてクラブを
   左脇の下中に押し込みます。


あなたはスウィープ派かヒット派か!
などと机上の空論が流れているようですが、
使える力は全て使うというのが21世紀のモダンスイングです。

進化する打法は、飛距離と方向性の両方の追求です。
これらの動きは複雑で習得期間も長く、難易度の高い技ですが、
どんな打法でも時間を掛ければ安定しますので
上を目指すゴルファーはより高度なテクニックを習得していただきたいと思います。

基本動作では教科書通りに物理的、人体構造的に合理的な動作
を習得してきましたが、
高度なテックニックとして使える動きは全て使い
より飛距離の出る、そしてより方向性の良いフォームを
追求したいと思います。




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