2014年2月17日月曜日

練習方法で大切なこと E


練習場に着くなり、いきなりDRを振り回している人がいます。
超初心者は何をやっても同じなのですが
定着練習や安定させたり精度を上げる練習をする段階になったら
練習場でのルティーンも大切になってきます。

まず、最初から力が入ったスイングすると速度が速くなり
その日はその緊張感から速度を落とすことが難しくなります。

最初はゆったりとショートゲームやコントロールショットから開始し
ドライバーは最後で、しかも力を抜いたスイングで始めて8割で振るのは最後です。


基本動作がほぼできるようになって、定着練習段階に入る時期の練習法です。


1 準備運動

  ストレッチには十分に時間を掛けます。
  心を整えるのもこの時間です。
  15分くらいは体を十分に伸ばし、動かして血行を良くし
  体を柔らかく、そして温めます。

  ラウンド前も同じですが、リラックスした精神状態を作ることで
  常に実力が発揮できるのがゴルフです。
  瞬発的な力で勝負するスポーツとは違い、緊張感も盛り上がりも不要で
  精神的にもゆったりとした気持ちで練習することも大切です。

2 素振り

  球を買う前に十分な素振りをします。
  準備運動でエアスイングをするのですが
  ここではクラブを持ってまずは大きく体を動かすだけにして
  体を温めたり、柔らかくすることに重点を置きます。

  習得中の動きや全体的なバランスを考えての素振りを
  納得がいくまでやります。
  連続でスイングをして、体全体の動きが正しいことを確認し
  ゆったりとした動きで決して力を入れません。

3 コントロールショット

  1と2で30分は掛かります。
  特に中高年ゴルファーは30分は準備の時間として
  十分に体が打つ準備ができてから球を買います。
  (カード式の練習場は球を見ると打ちたくなるので入れません)

  そして、最初はPWで90Y程度の飛距離を抑えた打法で
  数発打って、9番、8番、7番と同じように飛距離を抑えた
  コントロールショットで方向の調整をします。

4 フルショットのフォーム確認

  7番アイアンになったら今度はフルショットの素振りをします。
  5番アイアン、あるいはウッドで素振りをしても構いません。
  長いクラブは前傾角度がキツくないので体に優しいためです。

  まだ、力も6割程度で動きを十分に確認し、正確に動かせているかどうか
  軸や軌道がブレていないかどうかを診ながら素振りを十分にします。
  
  この際に動画などを撮ってフォームの確認を行ったり
  鏡を見ながらの素振りなどで正しい動きの反復運動をして体に思い出させます。

5 球打ち

  5番アイアンやUTでフルショットをします。
  力も6割程度で決して跳ばさないことが大切です。

  そして、徐々に長いクラブにして3番ウッドで精度を上げる練習をし
  安定したらドライバーの練習です。

  途中で7番以下の短いクラブに持ち替えてフルショットを打ったり
  余裕があれば一打ずつ番手を替えたり、曲げる練習などをし
  最後にまたドライバーで8割の力で打って終わりです。

また、ピッチショットやチップショット、バンカー打ちなども
毎回ではなくてもたまにはする必要があります。

ショートゲームの練習は、時間制限の打ち放題が割安になります。
しっかりと準備運動をしてからチェックインして
その時間を全てウエッジなどの寄せなどの練習に専念すると良いでしょう。

その日のテーマを決めて、引き出しごとにそれだけに集中して練習する
という練習法もとても有効的です。





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