2014年3月16日日曜日

跳ばすために必要な7つの力(下半身) 7  右足の蹴り


最近はベタ足のまま蹴りをするゴルファーが増えていますが
正確に打つ場合にはこの明治の大砲式打法も効果があります。

しかし、もっと飛距離を出したい場合には、蹴り幅を長くするために
カカトを1~2cm上げてから蹴るともっとパワーが出せます。

タイガーウッズのプロ転向の初期のボディーターンは現在マキロイに受け継がれていますが
このボディーターンは大変パワフルで、世界の飛ばし屋達のほとんどがこの蹴りによって
飛距離を稼いでいます。

トップから引き落としによって体は左の壁に近づきます。
右肩を落とし、左肩を釣り上げながら右肘を体に着けるのですが
手が腰の位置にきた時点で右手でクラブを地面方向に押し、
左手でグリップエンドを持ち上げると同時に右足の蹴りを入れます。

このリリースポイントは蹴りだけではなく、腹筋や胴回りの筋肉に力を入れて
腰を開いたり、落とし押しから押し込み、そして体重も移動しながら
インパクトに持っていきます。

右足の蹴りによって腰が力強くそして素早く回転し、その力によって肩が回転し
腕や手が動いてインパクトの順です。
力は右足の母趾球から始まり、左の膝や腰が動き、右膝が伸びて腰へと
下から上に動きが移り変わります。

蹴りのパワーが使えるようになると、それだけで30Yほどは飛距離が伸びる可能性があります。
上半身の力をほとんど使わずにヘッドの重さだけで打つにしても
タイミングさえ合えばこの蹴りによって270Yほどは跳ぶことがもあります。

最初はこの蹴りによって浮き上がったり、前傾が起きたりしますので
その分頭を下げて沈む動作を加えるとプラスマイナスでちょうど良くなることがあります。
軌道もブレ、軸もブレ易くなりますので、練習が必要です。

これら、跳ばすための力の全てを使って打つことで効率良く
バランス良く最小限の力で飛距離を出すことができますので
女子でも260Y以上、男子は300Y以上も決して夢ではありません。

飛距離はHSだけではなく、インパクトの重量、そしてミート率です。
軸がブレずに軌道を狂わせることなく思い切り力が入れられるフォームを作ることで
あとはタイミングによって方向や球質を調整します。
同時にヘッドの軌道はスクエアにし、無駄のない球質を練習してください。


★ 注意

飛距離を出す練習をされる方は、野球でいうピッチャーの領域で
投げる数を制限するように球数は制限をして、違和感がでたらすぐに中止し、
十分な休息と静養を心がけてください。

これらの技やパワーの習得はあくまでも自己責任で行ってください。
故障や怪我をしないように、ご自身で健康の管理を行っていただきたいと思います。




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