2014年3月5日水曜日
跳ばすための7つの力(上半身) 5 釣り上げ
インパクト寸前の手が腰の高さに降りた位置で、
右腕は落とし押しの力を入れると同時に
左の肩を天井方向に持ち上げる動作を釣り上げといいます。
肩は回転していますので、インパクト付近では左から後ろに回るのですが
この回転をリリース時に目標右方向上に向けて多少でも釣り上げると
インパクトゾーンは直線に近い軌道となり、フルアンコックをする打法では
インパクトから5時くらいまでは低い長い直線的なヘッドの軌道がつくれます。
これは基本動作ではやってはいけないと言われる肩の動きです。
本来、ショルダープレインは背骨に対して常に直角で回すことが
教科書上では基本となっており、人体構造的にはそれが理想なのですが、
できるだけショルダープレインをオンプレインにすると
ヘッド、手、肩の三つのプレインが一平面となって運動力学的には理想となり、
ブレを最小限に防ぐことができます。
釣り上げはインパクトゾーンを直線に近くするだけではなく
上げた分だけさらにパワーが出てHSを上げることができ、
ヘッドの外回りを防いでヒールトップを防ぐことができます。
左肩を上げて右肩を落とすことでショルダープレインがオンプレインに近づきます。
動きは非常に複雑になりますが、飛距離を追求していく上では
大変効果の上がる動きとなります。
この釣り上げは左の肩だけの動きですので、軸が上下するような
起き上がりや浮き上がりがないように注意してください。
また、釣り上げと同時に右腕は落とし押し、体は左の壁に近づけるための
体重移動をしながら腰を開き、右肩を落として左手を引っ張る力と右腕を落とす動作等で
リリースが始まります。
この位置で右足の蹴りや腹筋等に瞬間に力を入れてリリース速度を上げます。
ボディーターンや下半身の詳細はまた別途詳しく解説致します。
ラベル:
上達の秘訣
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