2014年3月6日木曜日

跳ばすための7つの力(上半身) 6 フルアンコックとアンヒンジ


インパクトでフルアンコックする打法は、フェイスを返さずに
アンヒンジすることができます。

通常は左肘を曲げて左の手の平を自分に向けながら畳むのですが
フォローで左の手の平を目標方向に向けたまま左手の甲を折ると
フェイスをあまり返さずにアンヒンジできてヘッドを走らせることができます。

この左手首を使わないフォローの形はオーソドックスな動きなのですが
ピッチショットのように左の肘を抜いてフェイスを返さないフォームでは
あまり速いフルショットには適さず、大きなフォローを取りながら
同じようにフェイスを目標に向けたままフィニッシュに持っていく方法がこれです。

フルアンコックをせずにインパクトでアドレス時のアームシャフト角で打つ打法では
この手首の動きをすると、アーノルドパーマーのようにフィニッシュで
クラブがクルリと頭の上で回ってしまいます。

ところがアームシャフト角を180度ほどに伸ばして、フルアンコックをすると
左手首を甲側に曲げてもスムーズにフィニッシュに納まります。

また、フルアンコックをするとヘッドの軌道円の直径が大きくなり
その分HSが上がるだけではなく、引っ掛けのリスクを下げるとともに
アンヒンジしながらHSを上げることができます。

TVの解説では「手首が柔らかい」としか言わないのですが、フルアンコックしてから
左手首を甲側に折って目標方向に向けてフォローを取る動きが
柔らかく見えるのでそう言わ解説をするのでしょう。

アンヒンジしてヘッドを走らせるためには、通常はフェイスを返すため
時には左に引っ掛けることがありますが、
フェイスを返さずに手首を使ってアンヒンジするとそのリスクが低くなります。




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