2014年4月17日木曜日

芯を外す原因  癖が出る


長年同じ動きをしていると、それが定着して癖として
なかなか治らないことがあります。

それが正しい動きであれば安定していて良いのですが
悪い動きであれば悪い癖として当たらない原因にもなります。

これがゴルフの怖いところです。
100以上もあるポイントの一つ間違った動きがあっても
それが定着してしまえば癖となるからです。

その癖をカバーできる範囲であれば良いのですが
伸び上がりや起き上がりなど、一度大きく動いてその位置に戻すような
余計な動きが入った場合にはミスはほとんどなくなりません。

たとえばテイクバックで5cm起き上がって、インパクトで
5cm戻す癖が定着してしまったゴルファーは
毎回、同じ時間内に同じ距離を動かして元の位置に戻さなければなりません。

その余計な作業に何年も無駄な時間や労力を使って
ほぼ戻って来るようにはなるのですが、ミスが完全にはなくなりません。
体調や体の硬さなどによって感覚が変わりますので
毎回同じ5cmをmm単位で戻す、しかも0.0数秒の間にという作業は
神業に近い精度と熟練を要し、永遠に近い遠回りとなります。

これはスイング自体の難易度を自ら無駄に上げてしまい
余計な動きのために長年ミスを繰り返すという結果になるのです。
これがゴルフ我流の落とし穴の一つです。

最初から動かなければ、必ずその位置に戻ります。
スイングは必要最低限の動きだけで作ります。
固定する箇所は固定して、限界までブレを抑えるのがコンセプトです。

また、インパクトで起き上がる癖のある人がかなりいます。
これは前傾角を変えて打っており、軸がブレることになります。
では、インパクトでの起き上がりの癖はなぜできるのでしょうか?

それは何度もダフりながら練習をしてるからです。
リリースポイントが早すぎたり、インパクトの形ができていないためにダフり
体が勝手に調整して起き上がってしまうのです。

最初にスイングを習得する段階から、これらの癖が着くやり方をしているのです。
何度も何度もダフると無意識にダフるのが怖くなり、縮こまったり起き上がったりで
なんとかダフらないように調整してしまうのですが、
それがほとんど正しい調整法ではありません。

このダフりは本来はレイトヒティングでハンドファーストにして調整するべきなのですが
リリースポイントは遅くせずに、長さを調整しようとして起き上がるのです。

まず、最初から癖をつけないように間違った動きをしないこと。
癖になる前に修正してもらって最短で基本動作を体に覚えさせることなど
最短の道を歩んでも安定するまでに3年は掛かりますが、
自由やって色々な癖がつくと30年後には180Yのフェイドしか出ない
というゴルファーになってしまいます。

癖をつけない練習方法や基本動作を習得することがまず第一で
そして癖が出たらすぐに治してその動きを反復しないこと。
これが失敗のない練習方法ではないでしょうか。

また、治らない癖はありません。
20年掛けて着けた癖でも、矯正ドリルや努力によって必ず治ります。
治るというより新たなフォルダーを作って、正しい動きのフォームを保存して、
そちらを新しい引き出しとして使えば良いのです。

昔は跳んだのに・・、持ち球がフェイドだから・・などと言い訳をしたり
少しでも跳ばそうと新しいクラブを買いまくるようなゴルファーにはなりたくないものです。








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