ゴルファーは色々な打ち方をします。
自分では目指す打ち方は一つとしているのですが、
実際には間違った動きや改善した前の動きが脳に記憶されています。
これは別名で保存されたフォルダーで消えてはいないのです。
したがって、思った動きのフォームが素振りでできたとしても
球を前にすると違ったフォルダーを開けてしまうことがあります。
いわゆる当てに行く打ち方、などがその類で
球の行く先が気になって体が勝手に動いたり、意識的に
安全に打とうとすると違うフォルダーを開けてしまうのです。
どちらのフォルダーを開けるかは何を意識するかによります。
球を意識した場合には当てに行くフォーム、そしてフォームだけを意識すると
理想のフォルダーを開けることができます。
ところが、正しい形がまだ完成されていなかったり、体と頭の戦いで
どちらのフォルダーが開くのか決定しない状態で打ってしまった時には
フォームがバラバラになって芯を外します。
色々なフォルダーがそれぞれに完成されて自由自在に好きな物を開けることができると
器用なゴルファーとなって色々な球質を打ち分けることができます。
実際にチップショットやピッチショットは全く違うフォームにも関わらず
自在に使い分けることができる引き出しにもなりますので
それぞれの正しいフォームだけを保存することも大切です。
初心者はできるだけストレート球の綺麗なスイングの基本動作だけを保存し
それしか出てこないようにすることが理想なのですが、
まずほとんどどんな方法で練習してもいくつかはできてしまいます。
そして、間違った動きのフォルダーはある一定の期間開けなければ
自然に消滅していきますので
目指すフォームのスイングだけ反復して定着させるようにします。
癖の酷いフォルダーがどうしても出てしまって治らない場合には
ゴルフ自体を辞めて、2~3年してからまた一から始めた方が
5年後にはその方が早いということもあるかと思います。
たとえばトップの形の違いによってヘッドの位置が変わります。
そしてその二つのフォルダーは軌道が違っていて球の位置が違っている場合などは
違うフォルダーを開けると芯を外します。
この場合はどちらかの効率の良い形に決めて徹底してその形を定着させます。
また、素振りで開けるフォルダーと球を目にした時に開けるフォルダーが違う場合
目をつぶって意識をフォームだけにしてスイングすると以外に当たるものです。
要は意識を球にするかフォームにするかで開けるフォルダーが変わりますので
薄目で球を見るとか、ピントを合わさずに球に集中しないなどの工夫によって
フォームに意識を持って行くと良いでしょう。
できるだけ余計なフォルダを作らず、すでに保存されている不要なフォルダは
できる限り開けずに正しい動きだけで練習し、プレーすることが理想です。
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