2014年4月22日火曜日

芯を外す原因  物理的な問題 

 
スイングはフォームを習得し、同じ軌道で振れたとしても
球の位置が違っていた場合には芯を外したりよろけたりで安定しません。
球の位置に軌道を合わせるのではなく、フォームで軌道を作り
その軌道上に球を置きます。

また、長尺になればなるほど芯を外す可能性が高まります。
これはトウ・ダウン現象で、シャフトが柔らかいほど、また長いほど
シャフトが地面方向にしなって、ヘッドは本来の軌道の手前の下を通ります。
男子が猛スピードでレディース用の柔らかいクラブを振ると
ほぼ空振りするほど曲がることがあります。

厚着をして体が動かない状態で打っても芯を外すことがあります。
上着を一枚着ただけでHSが落ちると言われていますが、
伸びない生地の服などでトップの位置が変わってしまったり、肩が十分に
回らなかったりした場合には軌道がずれて芯を外します。

冬場の寒い時にはベンチコートのような厚手の物をはおり
ショット時にはできるだけ厚手のジャケットのまま打たないことです。

そして傾斜などは見た目よりも球との距離が違っていたりします。
つま先上がりの斜面では見た目よりもヘッドが手前を通りますので
クラブを短く握って多少近めに立つと良いのですが、
斜面の傾斜角によってその度合いが違いますので
素振りをしてヘッドがどこを通るかを見て参考にすると良いでしょう。

顕著に芯を外すのはテイクバックから違った軌道でクラブを上げることです。
ヘッドや手の位置がトップで変わってしまい、
それが原因でダウンスイングの軌道が変わり芯を外します。
セットアップ同様、テイクバックの軌道は必ず毎回同じにします。

また、ダウンスイングでも同じです。
外回りに手を落としてくればヒールに当たり、内側に降ろしてくればトウ側にあたります。
右肘を脇腹やお腹に合わせるようにして安定させます。

ダウンスイングの軌道は肩、ヘッド、手の軌道がフラットだと外回りしますので
速度を上げた時にヒールトップする場合はそれらを縦にして調整します。
逆にヘッドの軌道が縦過ぎるとダフりますので、飛球線上後方から見て
テイクバック時の9時の時点でシャフトが球を指している角度が一番安全です。

ダウンスイングの軌道は力を入れる方向が違っていると狂ってしまいますので、
腰の開きだけでミートする軌道を安定させ、その軌道を邪魔しない方向に
リリース時から腕の力を使って打つようにします。








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