肩の回り具合などは、普通は体の張りよって調整しています。
スイング時にはトップの深さや肩の位置などは見えませんので
張り具合という感覚で回すしかないのです。
これで体が冷えている状態、筋肉が固く関節も十分に曲がらない状態で打った場合と
温まって打った場合では体の動きが全く違い、同じ感覚で打っていても
軌道が違って芯に当たらないことがあります。
練習せずにいきなりラウンドに出た場合などは、前半はメチャクチャで
後半にやっと感覚が思い出されてゴルフをやっている感じがしたり、
また、逆に体が冷えている時には無茶をしないで当てに行っているので
スコア的にはまとまり、後半では体が温まっているために振りに行って乱れる
ということも良くあることです。
ラウンド前の1時間くらいはたっぷりと時間を掛けてウォーミングアップしたり、
調整打ちをして十分に体を温めて、それからスタートするようにすると
最初からゴルフをやっている感覚になって安定した内容になりやすくなります。
ストレッチや準備運動はスコアメイクには欠かせない物で
準備運動も含めてゴルフだと認識する必要があります。
体が最高のコンディションという最高の時間帯を使ってプレーする、
前日からの睡眠時間や栄養状態までも含めてゴルフだという認識によって
ベストな状態で楽しむことができます。
お酒を飲みながら握りゴルフをする、いわゆる遊びのゴルフの場合には
良く分からないと思いますが、真剣にスコアメイクする時や
競技を目指すゴルファーはこれも一つのルティーンとして考えます。
また、普段の練習場でも同じことが言えます。
駆けつけで、いきなりドライバーを振り回している人がいますが
リズムを壊したり、力感覚をダメにしたり、体を壊すことがあります。
ではどのような状態が温まったというのでしょうか?
個人差やスポーツ科学理論の違いはありますが
遅めのジョギングで10~15分程度走ると、ランナーズハイ状態になります。
体が軽くなってこのままずっと走っていられると思うほど気持ちが良くなりますので
この状態が準備ができたという一つのサインです。
その状態で始めて打席に行ってストレッチをしてからショートアイアンから打つと
最初から体の動きがベスト状態で、肩の回り具合や筋肉の状態が大変良く
9ホール終わった時のような体調から練習を始めることが可能です。
また、準備運動によって喉が渇いて、水分補給がしたくなった状態が
準備完了とする考え方もありますので、いずれにせよ
球を打ちながら体を温めるのではなく、温まった状態から打ち始めることが大切です。
フォームを完成させ、また修正をしながら定着させて行くことが大切です。
中年以降は冷えたままスイングをしますと大変危険です。取り返しのつかない
大怪我をすることもありますので十分に体を温めてからスイングをしましょう。
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