2014年5月22日木曜日

アウトイン軌道は修正したがスライスが止まらない


Question

使っているドライバーはSシャフトで、具体的言うと、テイラーメイドのR9です
私のスイングスピードは50弱です。
出始めは真っ直ぐなのですがしばらく行った後いきなり右に曲がるという弾道を打つのです。
もともとアウトサイドインの癖があり、それを直しインから打てるようになったつもりなんですが、
いまだにスライスが治りません
フェースが開いているのかと若干閉じ気味で打つと
左に天ぷら気味になるのです。
これは何が原因なのでしょうか。

それと、もう一つ聞きたいのですが
インパクトのイメージとして、ボールの少し手前にクラブが最下点にくるように ダウンスイングをし、
インパクトの時には少しフェースが上向くようにしているのですが、これはあっているのでしょうか?


Answer

アウトイン軌道が修正されたにも関わらず、スライスが止まらないとあります。
アウトインはフェイドになる軌道でスライスではありません。
スライスの原因はインパクトでフェイスが開いて当たっていることです。

しばらく真っ直ぐに行って落ち際から右に曲がったり、
軽く左に出て最後に真ん中に戻って来る打球はスライスではなくフェイドです。

これはフェイスはほぼ目標方向なのですが、ヘッド全体がアウトインになっており
多少ですが横スピンがかかっている場合に起きる現象です。

また、フェイドでスライスの両方の癖球を打つゴルファーもいますので
言葉だけの説明では特定することが困難です。


フックグリップにすると左へ天ぷらになるとのことですが、
左に出るのはタイミングやフェイスがフックになっているためもあり
また、天ぷらはグリップを変えて軌道が狂ったこともありますが
単に振り方の場合も考えられます。

全ては想像でお話をしていますので、実際にどのような現象なのかや
動きを診ない限りはっきりとは言えないのですが
同じリリースの円を右で作るとアウトイン(B)、左に移動して円を作るとインアウト(A)
になる傾向がありますので、リリース・ポイントによっても軌道が変わります。



 




インパクト寸前で最下点になるように振るとありますが
ドライバーなどはむしろレイトヒティングによって
上図の A を目標に振らないとなかなかストレートになりません。
(ハンドファーストでリリースした場合が A でリリースが早過ぎると B になります)

球は左に置くと HS が上がっていますので飛距離を出すために
欧米の選手などはわざと左に置いて、ハンドファーストによるレイトヒティングで
中には体の外(左足のさらに左に球を置いて)に出して打つ選手もいます。

シャフトのスペックですが、実際には振動数によって計測されることをお薦めします。
メーカーの表示は基準も標準もなく、勝手に決めているだけですので
実際に期待する S の硬さがない可能性もあります。
柔らかいシャフトほどスライスが出やすくなります。

また、インパクトでフェイスが上を向くような動きは掬い打ちになりますので
他のクラブと同じようにダウンブローで被せるような打ち方で目標の右に押し込み、
手前に引っ張らないようにすることも大切かと思われます。
球が左にあるためにダウンブローのフォームで打っても
実際にはアップブローになります。


スライスの原因はスイング速度とリリース速度のタイミングで
リリース速度が遅過ぎるかスイング速度が速過ぎるためですので
このタイミングを合わせる練習が先決かと思われます。





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