Question
ゴルフ経験3年でヘッドスピードは45くらいの者ですが、最近ドライバーのミスが多いです。
ティーショットがいい時は90を切れるスコアもでてたのですが、
最近はティーショットが悪く90後半でなんとかという感じです…。
ミスする時は、打球が左に低い弾道でフックボールが行ったり、
真っ直ぐか右側にゴロで行ったりしています…。
右側に行く時はボールがクラブの先っぽに当たっています
(昨日のラウンドでもそのミスに悩まされました)。
練習場では左に行くことはあるのですが、ゴロは無いので余計に悩んでいます。
ドライバーの打ち方としては、最初は「上から強く叩きつける」イメージで打っていましたが、
最近友人に「ボールを真横からひっぱたく」と教えてもらい、その意識で打っています。
ちなみに使用クラブは今まではテーラーのR9のディアマナカイリ60のSシャフトでしたが。
最近友人からタイトリストの910D3のアッタス3の6Xを譲ってもらって、
コースによって併用しています(910D3のほうは芯に当たっても左に行くことが多いからです)。
Answer
ヘッドが構えた位置に戻っていないという状態だと思います。
初心者が通る関門ですね。
これはいかに正確に元の場所に戻すかという課題となります。
80台を平均に出せるようになるにはスイング軌道の安定が必要ですので
ヘッドがどこを通るか分からない状態ではまずフォームを定着させる練習が必要です。
ヘッドの先に当たる場合は色々とありますが、
このくらいのレベルのゴルファーに多いのは起き上がりです。
また、球と自分との距離が遠過ぎたり、振り下ろす角度が違っていたり
シャフトの角度が縦過ぎるとトウ側に当たります。
前傾角が起きてしまって軸が立つとヘッドは手前を通り易くなりトウに当たり
切り返しから振り下ろす角度が縦軌道になっていると
アイアンなどではダフり軌道なのですが、ティーアップしている分ダフらず
トウに当たる軌道となっていることもあります。
また、低い左に出るフックボールはヒールトップ気味の場合は
ヒール側に浅く当たっているということですので
このほとんどの原因はこのレベルのゴルファーに多いのは早打ちや力みによる
軌道のブレだと想います。
また、ある程度上がってもちょっと低い程度のフック球の場合は
フェイスが被って入っている場合が多く、インパクト時の手の位置が右(手前)過ぎるので
ハンドファーストにして球の先(飛球線上)で打つ形にすると治ります。
また、軌道が安定しないのはトップの位置が一定でない場合、テイクバックの軌道が
毎回違っている場合、トップでの左の肩の位置が違う場合、ダウンスイングで左肩の動く
方向がまちまちの場合、シャフトの角度、ダウンスイングの手の軌道など
理由はいくらでも考えられます。
この壁を越えるにはまず最初に軸と軌道を固定することです。
そのためには止める部位(右膝や背骨)を完全に止め
毎回同じ軌道でテイクバックし、毎回同じトップの位置から
同じ形で下ろして来る反復での定着が必要です。
動画で自分のスイングを見ながらヘッドやシャフトの動きを確認し
正しいフォームで定着させていくことをお薦めします。
そして次に目指す打法のフォームを型として記憶させ
反復練習によって定着させて、精度を上げながら安定させることです。
ほとんどのゴルファーはこの段階以前で諦めて練習をせず
ショートゲームやパティングは回数で慣れるために上手くなるので
スコアー的には良くなりますが遅く、ショットが安定するのは
20年も掛かることがあります。
そして、効率の悪いスイングで低いレベルで安定し、飛距離190Yのフェイド
という熟年ゴルファーがほとんどという世界になっているのです。
道具によって癖球を治そうとしたり、飛距離を出そうという考え方は
上達を阻害するばかりではなく不経済ですので
フィティングだけはしっかりと行って、道具のせいにはできないようにして
それから100%自分の腕だと思って練習することが大切です。
また、上から強く叩きつけるとか、横からひっぱたくなどの表現は
その本人にはとても良く分かる言い方だと思うのですが
まだその感覚のない人には上手く伝わらないと思います。
イメージや意識という、抽象的な日本語はとても曖昧ですので
日本伝統のそのような指導方法は遠回りする原因の一つです。
「上から叩く」は力む打ち方や、トップから猛スピードで下ろして来る
という意味に取れるのですが、実際に力を入れるのは腰の辺に手が降りてきてからで
トップから力を入れるのは初心者の手打ちになることがあります。
また、「横からひっぱたく」打ち方は「祓い打ち」になって
スエーや掬い打ちも横からひっぱたく感覚になることがありますので
誤解や勘違いを増長するアバウトな習得法ではなく、物理で習得する
ことが大切だとおもいます。
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