1 ボギー山のゴルフ
ボギーを取るにはショットが二回続けてそこそこ跳び
寄せがある程度寄って、ツーパットで上がるゲーム展開が基準です。
しかし、初心者はまず二回続けてショットが当たりません。
チョロやトップ、空振りとなかなか前に進まず
DRがナイスショットでも次にザックリ、OBで前進4打など
2打でグリーン近くまでまで届かない内容です。
パー3では乗らず寄らずの3パットでダブルボギー
林に入れて出したら池・・というゲーム展開が初心者の段階では普通で
なかなかボギーペースになれない内容となります。
しかし、最初から基本を習ったゴルファーはほとんどこの壁がありません。
あるいは最初からパー山やバーディー山を登っている人は
100切りは壁にはなりません。
アンダーで廻れる人に習い、定期的にラウンドをしていれば
この壁は壁にはならずに知らなうちに通り過ぎてしまいます。
ところが同僚や友達に習ってゴルフを始めたり、我流でプレーしている人などは
最初の壁が100切りで、過半数の人がその壁を越えられずにいます。
ゴルフを始めた人の最初の壁がこのボギーペースで回る技術です。
フルショットを小さくして寄せをしていたり、基本を習わず
数打てばそのうち当たる、とひたすら信じているゴルファー達です。
OBをいくつも出したり、池や崖に落としたり、グリーン周りでザックリや
バンカーでトップなどフェアウェーを歩けないゴルフ展開がこの段階です。
これはまずスイングの基本動作ができておらず
安定するまでに至っていない状態と言えるでしょう。
毎回軌道が違い、どこに跳んで行くか分からない状態では
当然スコアはまとまりません。
まずはショットの練習が必須となります。
フォームをある程度定着させ、まずは毎回芯に当てる練習です。
どんなフォームでも毎回同じことができるようになるには
かなりの期間、定着練習が必要です。
そこそこ前に進んでいれば一応ゴルフになりますが
安定しやすいフォームやクラブ選択なども覚える必要があります。
また、、チップショット、ピッチショット、バンカーショット
などのショートゲームを練習し、パティングの基本を覚えることで
ボギーペースで廻れるようになります。
ここに大きな落とし穴があります。
どんなスタイルで打っても、ある程度定着すればこの壁は超えられます。
ところが、効率の良くない打法が定着してしまうと
これは悪い癖となって、年月が経ては経つほど抜けにくくなります。
そして、いつしか気がついた時にはボギー山の頂上に居て
ボギーペース以上のプレーができない自分を発見するのです。
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