2014年6月6日金曜日

ゴルファーが登る3つの山(#3)


2  パー山のゴルフ 

次に迎える壁はパーペースにならないゴルフです。
これは二回連続してある程度当たってグリーン近くまで行かなければなりません。

グリーン周辺からナイス寄せのワンパットでのパーが主流になり
現在日本のシングルさん達のゲーム展開がこれなのですが
ここに行くまでには長期に渡ってかなりのラウンドを経験しています。

練習場でのドライバーの練習やラウンドにおけるショートゲームの経験値が
ものをいう段階です。
長いパットも入れることができたり、バンカーからは一発で出して
しかも、ワンパットで入れることができるだけの技を持っていなければなりません。

ボギーペースをどうやればパーペースにすることができるか・・
また、ダボやトリをなくすことで次の段階に入ることができます。

この段階では全てを見直す必要があります。
あらゆる技の精度を上げ、球慣れし、芝慣れし、コース慣れすることです。

この段階で出してはならないボギーで多いのは「乗らず寄らずのツーパット」です。
乗らずとはDRの飛距離が足りない、安定していない、アイアンの精度が悪いなど
フルショット自体に問題があり、精度が良くないことが分かります。

そして、寄らずとは寄せがワンパット圏内に寄せるだけの精度がないことで
これは実際に芝の上から何度も打って距離感を覚えるしかありません。
芝質によって打ち方を変えたり、距離感を出すだけの慣れが必要です。

そして、ツーパットとは、寄せた近い距離をワンパットで入れられない
ということですので、パティングの精度が良くないと言えるでしょう。

これらの精度を上げるだけで、シングルと呼ばれるゴルファーに成れる
可能性があります。
ボギー山の頂上でこれ以上伸びないと感じたゴルファーは
一度その山を降りて、スイングを改造し、ラウンドでショートゲームを磨き
あらゆる面で精度を上げるように初心に戻って再出発します。
これが次の山に登る時です。

飛距離のない短いコースでは、飛距離は200Y程度でも安定していれば
シングルになっているゴルファーは沢山います。
ここでパー山に登るかバーディー山に登るかの選択になります。

パー山では飛距離は200Y程度でも安定さえすればシングルには成れますが
スクラッチには成れません。
ボギー山での打法を安定させるだけで、ショートゲームを磨けば良いのですが
パー山の山頂に近づいた時にまた大きな壁が見えてきます。

そして、今度こそショットの打法を改造しないと次の段階には行けない
ということが分かるのですが、その時には体力的なピークを過ぎ
30年も続けてきた打ち方を大改造することはまず不可能となります。

ボギー山で壁を経験したゴルファーは、次はパー山に登るのではなく
スイングを大改造してバーディー山に登ることが大切です。




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