Question
番手ごとに前傾角度が違うのはなぜでしょうか?
Answer
クラブはそれぞれに長さを変えて、ロフト角度だけではなく
シャフトの長さによって飛距離を変えています。
この番手によって、残りの距離を正確に打ってグリーンに
乗せることができます。
飛距離を10Y刻みにするにはロフトを4度、シャフトを
ハーフインチずつ変えることで可能になります。
したがって、この法則でクラブが作られている以上
その違った番手のどれを振っても、自分の体に対して同じトップの位置
同じ軌道で振ることが可能で、これがワンスイング理論なのです。
長さの違う番手を同じワンスイングで打つには、
正しい前傾角度で打つ必要があります。
PWで45度程度、あるいはDRで30度(垂直に対して)以内の
15度の範囲で構え、その角度内が動きの効率が一番ある範囲です。
この範囲内で臍当て測定法によって前傾角度を決めて
常に一定の角度で定着させることが重要です。
さて、この番手によってのシャフトの長さはそれぞれに
ハーフインチずつ長さを変えて作ってありますので
全ての番手で前傾を同じにしたまま立つと
それぞれに違った角度で振らなければなりません。
どの番手も体に対して同じ角度で振って当たるようにするには
前傾角度を変える必要があるということです。
でないと、13種類の違う角度で振る練習を定着させなければなりません。
これはかなりの遠回りになるのですが
ほとんどのゴルファーにはこれに近い遠回りをしています。
さて、新品のアイアンのセット内の番手同士ではシャフトの長さは一定で、
ウッド同士も一定なのですが、実はアイアンとウッドのセット同士の
シャフトの長さが合っていません。
16番手は全てハーフインチずつの感覚で一直線になるべきなのですが
別々に売られている現状では一直線になっていません。
UTセットとアイアンセット、そしてウッドセットと違った基準の長さで作られているため
同じメーカーの同じモデルを買ってもワンスイング理論に合致したクラブは
ほとんどありません。
ドライバーだけ長くしてしまって毎年買い換えさせようとした販売促進テクニックの
しわ寄せがこの辺でも顕わになってきました。
したがって、イニシャル・フィティングがどれだけ重要かが
お分かりいただけるかと思います。
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