2014年7月31日木曜日

ドローがどうしても打てない


Question

ドローも打ち分けたいのですが、クローズでかぶせ気味で打っても
ドローになかなか打てないのが悩みです。

Answer

恐らく、アウトインにスイングしているか、インパクトの瞬間に
体が勝手にフェイスの方向をスクエアに修正しているか
あるいは、振り遅れの可能性が考えられます。

初心者に多いのはもともとの軌道がアウトインで振っているため、
フェイスをかぶせた分左に出て戻って来る球になります。

そして、初級者と中級者に多いのは振り遅れです。
スイング回転とリリース回転のタイミングが合っておらず
リリースが遅い場合にはフェイスが開いてしまい、打ち消しあって
ストレート球になることがあります。

また、上級者はフェイス面を被せて握っても
インパクトではフェイスがスクエアになるように
体が勝手に反応して修正してしまう場合もあります。

いずれにせよ、まずストレート球が自由に何度も再現できるようになり
定着して安定してからインテンショナルを練習することが大切です。

器用な人はエイミングを右にしてインアウト軌道で構えても
腕が勝手に修正してスクエア軌道に振ってしまうということもあります。


これらの問題をクリアするには、ストレートからドロー気味のフォームを
習得して定着させ、安定させることです。
何度振っても崩れないほどの定着度が必須条件です。

ほとんどのゴルファーはアドレスとフィニッシュだけしか意識せず
その間の最も大切な動きには一切改善がありません。

ところが一番大切なのはインパクト付近のビジネスゾーンです。
そしてダウンスイングの軌道を作るフォームが最も重要視され
練習されなければなりません。

そのフォームとは、ダウンスイングにおいてクラブの落下と
肩の回転のタイミングです。

肩の回転がヘッドの落下よりも早いとアウトインになり
落下が回転より早いとインアウトになります。
したがって、肩を開かずに落下を優先させることで
ストレートやドロー球が可能になります。

初心者のほとんどは回転が先で、アウトインに振っています。
そのまま修正せずに固まると持ち球だと言い訳してさらに治そうとしません。

欧米ではアマチュアでもドローやフェイドはインテンショナルと言って
わざと球質を変えることができることを目標としています。

下の写真で分かるように、肩はほとんど開いていないのに
右肘がすでに脇に着いています。
しかし、ヘッドはまだ自分の後ろにあります。

左手の親指の指す方向はこの位置でもまだ後ろになっていて
アンコックも始まっていません。

まずはこのフォームを習得し、フォローで目標方向の右に両腕を大きく伸ばすと
インアウトの軌道を作ることが可能となります。









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