2014年10月24日金曜日

テークバックは速いほうがHSが上がり飛びますか?


Question

テークバックは速いほうがHSが上がり飛びますか?
自分はゆっくり上げていったほうが飛んでいる日が多いのですが、
1Wに関してはゆっくり上げていると強振できず220くらいしか行っていないときがあります。
ご教示お願いします。

Answer

スイング・スピードとヘッドスピードは別の問題です。
手打ちのアマチュアに多いのはスイング・スピードが速く
HSが上がっていないことです。

どの程度が速く、どの程度が遅いのかも分かりませんが
テイクバックが遅いとHSが遅くなり、速いと速くなる
という関連性も全くありません。

たとえば、スイング速度はスタック・アンド・ティルトが速いとします。
ザック・ジョンソンやタイガーウッズは速いテイクバックをします。

これはワインディングの捻り巻き上げというテイクバック時の動作を
最大に使うために速く捻って体をコイルとして使っていますので
速いほどその張りは強くなるためなのです。

そして、マキロイやダスティン・ジョンソンはテイクバックは
タイガーウッズほどは速くないのですが、飛距離は
タイガーウッズよりも出ています。

松山選手のHSはとても速いのですが
テイクバックは遅いので、テイクバックの速度と
HSとはあまり関係がないことが分かります。
典型的なのは宮里藍選手です。
非常にゆくりと上げますが、速く下ろしています。

松山選手や藤田選手はテイクバックはゆっくりで
しかもトップで止まっています。
したがって、ダウンスイングとそれまでの行為は
ほとんど関係がないということになります。

ところが、タイガーウッズのスタック・アンド・ティルトは
テイクバックとダウンスイングが一体となって
跳ね返って来る往復が一本のストロークになっていますので
ワインディングで捻っているモダン打法では
テイクバックとダウンスイングは非常に影響し合っています。

ただ、ダウンスイングが速いからHSが速いとは限りません。
逆にスイング速度を上げると、リリース開始が早くなり
コックが早くほどけてHSが上がらなくなる傾向があります。

テイクバックはダウンスイングと同じ速度にすると
リズムを取りやすく、美しく見えるものです。
トップで止まる止まらないに関わらず、時代に関わらず
テイクバックとダウンスイングのスイング速度はほぼ同じです。

飛距離を伸ばすのでしたら切り返しからのボディーターン
の速度を上げる練習をされると良いと思います。










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