2014年12月12日金曜日

ダウンブローの打ち方(バーディー山の技)


ダウンブローとはヘッドの軌道を上下で見ると
ダフり軌道と言えます。
また、左右で見ると球の左(目標方向)に最下点が来る軌道です。

打ち込めと言われるヘッドの軌道がいわゆるダウンブローで
球を打った後にぞうりのようなターフが取れるのが特徴です。
マット上では球が当たる音とマットをドスンと打つ音が同時に聞こえる当たりです。


グリーンヒットしているのに、グリーン奥に転がって
やっと寄せてのパーしか取れない「パー山」のゴルフがあります。

そういう内容のゴルフは球はいつか止まるといういい加減な
考えなのだと言った人がいます。
こういう人は予約時にゴルフ場に電話して、ちゃんと花道があるかどうか
を聞かないとならないですね。

ところが、球をバックスピンで止めることができたら
バーディーチャンスがあります。
したがってダウンブローで打てるか打てないかで
パーかバーディーかの差が出る大きな違いとなります。
これは両手シングル止まりか、スクラッチ以上になれるかの違いにもなります。

バックスピンで戻したり、止めたりするための条件は
グリーンがまず柔わらかいこと、スイートスポットの狭いクラブで(MBかHCB)
真芯に当てること、スピン系の球を使うこと、
そして、ダウンブローに打つことです。

ダウンブローは、最下点を球の左(飛球線方向)にずらし
ヘッドが下がっている最中に打っていることになります。
ターフが取れるような軌道でスイングするにはフォームの基本動作を
習得する必要があります。

ダウンブローの基本動作はスイング軌道自体を左にずらす形です。
ショートアイアンはアドレス時の手の位置で打てば良いのですが
長い番手になるほど手が左に来ることになります。

基本的には手の位置はどの番手も同じ位置でアドレスし
同じ位置でインパクトですので、DRはアッパーブロー、そして
中間番手はレベルになりますが
ウッドでもグリーンに乗せて止めることができるのは
ダウンブローに打つ技術があるからです。

それにはウッドでもハンドファーストでインパクトにすることです。
インパクト時の手とヘッドの位置関係にあるのですが
手が先行していないとこれができません。

ところが自由に打っていると、ヘッドが先に降りてきて
リリースが早まる傾向にあります。

そこでリリースポイントが重要になるのですが
アマチュア・ゴルファーはリリースの開始地点が早すぎて
手が十分に左に到達していないうちにヘッドが降りてダフります。

これを避けるにはできるだけリリースポイントを遅くすること
すなわち、レイトヒティングの技を身に付ける必要があります。

この打ち方はできるだけコックを解かずに、手が球を通過してから
リリースをするようなタイミング感覚でリリースすると
とても間に合わないような気持ちにはなりますが
実際には軌道円が左に移動してダウンブローに打つことができます。

また、しっかりと体重移動をすることやしっかりと腰を開いて打つことも
軌道を左に移動するために大変役に立ちます。










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