2015年2月17日火曜日

ローテーションすると手打ちになる


Question

ゴルフスイングでは腕のローテーションが行われなければならない、といわれますが、
意識的にこれを行うと手打ちになってしまい、弱いボールになります。
結果的にローテーションされるようにするには、どのようなことを意識すればよいでしょうか?


Answer

まず、ローテーションをすると手打ちになるという勘違いから改善が必要です。
できない動きや定着していない動きがあるから
そのような症状が起きると考えられます。

勝手な判断や診断をして、勝手な方法で対処するのではなく
基本通りの理論に基づいた改善法を習得する必要があります。

我流ゴルファーの一番の欠点は独自の理論で全てを判断し
自分流に解釈して、勝手な対処法で治そうとすることです。

因果関係がない部位を変えてしまったり、正しい動きでも
定着していない場合も変えてしまったり
余計な遠回りがとにかく多いのが一番の問題点です。

手打ちとは体を使っていないことです。
肩も充分に回さず、腕や手先だけで打つことで
胴体や下半身などの太い筋肉を使わないがために
飛距離もでないのです。

男子で270Y以上でない人は手打ちです。
筋肉もあり、思い切り振っているのにそれ以上でない・・これは
体を充分に使っていない証拠です。

効率の良い、全身の筋肉を使ったボディーターンのフォームを習得し
そのフォーム通りに動けば手打ちにはなりません。

ローテーションは腕です。
手打ちでもローテーションはできます。
また、ボディーターンがしっかりとできていても
ローテーションができていなければプッシュするかスライスになります。

この両者は別物なのですが、ご自身がたまたま両方に意識がいかず
その動きが定着していないがために、どちらかが崩れるという問題を
この両者がいかにも因果関係があるように勘違いされていること自体
我流ゴルファーの限界が見えてしまうのです。

まずは基礎を勉強し、その通りに体が動くように練習し、
できたらその動きを何年も掛けて定着させ、1万回同じ正しい動きをすれば
かならず安定してきます。

左腕のローテーションとは肩から手までを一本の棒として
固めたまま逆時計回転をさせる動作をいいます。
これによってフェイスが閉まり、フェイスの開閉のパワーが使えます。

トップからダウンスイングで左手でクラブを下ろして来るのですが
リリースポイントまでは右手は使わず、ポイントからは右手の押し込み
そして、4時半での「かぶせ」の形を決めることで
ローテーションがしっかりとできるようになります。

フェイスの閉めが甘かったり、最初から右手で落として来る人が多いのですが
インパクトの瞬間は両手の握力をマックスにし、両手の力でクラブを返します。

左足前に砂袋を置いて、インパクトで止める練習がありますが
なければ布団を丸めて置いて代用すると良いでしょう。
また、4時半で止めて打つ練習で、浮き上がらない、フェイスアップしない、
右手のかぶせ、フェイスの向きなどを確認する
などの徹底した動きの反復がとても有効的です。









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