2015年6月25日木曜日

テンフィンガー・グリップのメリットとデメリット


Question

テンフィンガーグリップはボールを押しやすいのですが、
このグリップで握るメリットとデメリットを教えて下さい。


Answer

押しやすいとはプッシュアウトして右に球が出やすい
という意味でしょうか?

10フィンガーグリップはフィンガーグリップと、ベースボールグリップの
2種類で考える必要があります。
ロブショットで球をできるだけ高く上げる時や、フルショットで
すぐにアンヒンジする場合などは手首を柔らかく使うために
指に巻きつけるフィンガーグリップにすると動きが良くなります。

これは握りに遊びがあって飛距離は多少伸びますが
逆に動きが大きくなってプッシュばかりではなく、引っ掛けなどの
方向全体に影響がでる可能性があります。

ベースボールグリップは女性や力の無い人、高齢者などに向いています。
手元のぐらつきや力が少なくて済むので手へのダメージが少ない握り方です。

フィンガーグリップは両手の間隔が広くなりますので、
リリース速度を上げるのに少ない力や素早い速度でクラブを返せるので
一般の男子でこの握り方をしている選手も少なくありません。

ただ、ベースボールグリップは右手と左手の間隔が広いために、
クラブを返すときの動きが大きくなり、慣れないともたつく可能性はあります。

いずれにせよ、グリップはクロスであろうがオーバーラッピングであろうが
フィンガーグリップであろうが全てにその特徴があり、慣れですので
用途によって使い分けると良いと思います。

たとえば、ロブショットなどは両手ともフィンガーにして
雑巾を絞るように両手とも内側に絞るように回して指先で握り
手首が最大に使えるようにしたり、
女性がインサイドインで振る場合には左手だけストロングにするなど
工夫して使い分けをしても構わないと思います。

グリップに違和感がある人は、それぞれの握り方をある程度試してみて
そのメリットやデメリットを実感されると良いと思います。













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