2015年6月26日金曜日

フォローで左足つま先が中心で回ってしまう


Question

左足がフォローで飛球線と平行になってしまいます。
重心がかかとにある訳ではなくつま先左側小指付近を中心に回ってしまいます。
試しに前傾姿勢を維持したままでいたり、フルスイングせずフィニッシュすると維持できます。

練習場で見ているとベタ足のままフィニッシュできている人や、
タイガーや中島プロのように左足の内側が浮く人がいますが私のような人は見かけません。
何か良い補正方法やチェックすべきポイントのアドレスをいただけませんでしょうか。
よろしくお願いします。


Answer

左足(脚)の動きは昔から色々と論議が絶えず、
未だに決着のついていない部分でもあります。

中期打法ではトップで左カカトを上げて、踏み込み時には
内側にカカトを落としてからインパクトをしていました。
これは膝がねじれ過ぎない効果があります。

また、現代ではカカトを中心につま先側が外旋する派と
つま先立ちをしてカカトが浮く派に大きく二分化されています。
これはつま先に重心があるか、カカトに重心があるかの違いだけではなく
左足で蹴って吊り上げ効果で飛距離を出すという理論もあるのです。

基本から言えば左膝は伸ばさずにカカト重心にして
つま先側がめくれるか外旋するような動きが理想とされていますが、
右足の蹴りとともに左足も蹴ってしまって膝が伸び、
それに慣れてしまっているアマチュアも少なくありません。
この動きはすくい打ちや持ち上げなどの打ち方に見えることもあります。

この両者は論争が絶えないのですが、むしろさほど重要な部位ではない
として個人の自由にさせているコーチも増えています。
要はインパクト時に膝が伸びても、あるいはカカトが浮いても
第七頚椎が浮かない限り、軸のぶれがないので致命傷ではないということです。

膝が伸びず、カカトが浮かない動作では全く上半身への影響がないので
完璧に動作が行える理想とされているのですが
どうしても治らない人は諦めても構わず、それよりも
軸と軌道が一定になって安定するという完成度を上げることの方が
直接スコアに結びつくかと思います。

ただし、インパクト時に両足で蹴って左膝が伸びると
膝の関節を痛めることがあります。
タイガーウッズがその昔これで左膝は何度も手術をしています。
比較動画で、2015年は左膝を伸ばさないようにしているのが
良く分かります。
https://www.youtube.com/watch?v=UpHXsW0Q0eU


練習量にもよりますが、中高年はできるだけ無理な動きは
避けた方が良いと思います。

癖となってどうしても抜けない人は
せめて伸ばした瞬間に寸止めにして、
間接の逆方向折れの衝撃を軽減したいものです。

左膝を伸ばさず、カカトも浮かないフォームにする場合には
バンプ時に左のお尻を後方に突き出し、左膝を曲げたまま力を入れず、
後ろにある椅子に座るような形にして、決して左膝を伸ばしたり
蹴ったりせずに脱力状態で腰の回転を止めるようにします。









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