2015年6月9日火曜日

テイクバックで腰はどれだけ回すのか?


Question

ゴルフのテークバック(ドライバー)では ①腰も回すだけ回すか、
②腰は出来るだけ我慢して肩を回す意識で捻る。
①.②共に右膝は流れない様に我慢します。
私は今まで②でした。

最近①で素振りしてみますとこの方が肩がしっかり回った
深いトップが作れるので楽です。
②はトップを深くする事が非常に苦しいですので、ラウンド中に、
仲間から肩の入りが浅いと指摘受けたりもします。

①②のどちらが正解でしょうか?


Answer

打法は何でも自由です。
好きな方で良いと思います。

ただ、それなりに理由がありますので
個人の価値観で判断すれば良いと思います。

腰を止めるというコンセプトは中期以降、
ジャックニクラウス以降の欧米の主流となった手法です。

タイガーウッズなどの打法ではワインディングとかコルキングと呼ばれ、
下半身と上半身の捻転差をできるだけ作る動作として
現在でもトッププレイヤー達の定番となっています。
(このコンセプトは中期にすでに始まっていましたが)

これは腰をできるだけ回さず、肩を回すことで
胴体が捻り上げられ、ちょうどゼンマイのように体に張りができます。
(ゼンマイを巻くことをワインディングといいます)

この張りはその反動のリリースの力を使うことができることが一つ目のメリットで、
二つ目はヘッドが元に戻りやすく、体のブレが矯正されることです。

静止している人を後ろから押すよりも、歩き出した人を押せば
突き飛ばされるほどの勢いでスピードを上げることが可能です。

ワインディングの反発で切り返しされた直後にダウンスイングの動作に入ると
相当な勢いが付くのですが、反面、速度が速すぎて
アマチュアには体重移動が間に合わないことがあります。

昔の張りのない打法は有酸素運動でしたが、
ワインディングでテクバックする打法は無酸素運動となり、
野球のバティングのようにパワフルに一生懸命振る打法と進化していますが、
大変疲れる打法となっています。

腰をどの程度止めるかは体の柔らかさによって異なります。
基準は肩がしっかりと90度回転するところの位置となります。
通常、パティングと同じように腰をまったく回転させないとすると
左腕が8時になる位置までしか上げられません。

したがって、腰はほんの10~20度程度しか回転せずに9時まで上げられますので
そこがハーフショットのコントロールショットのトップの位置となります。
(クラシカルな打法では腰は45度ほどテイクバックで回っていました)

スタック・アンド・ティルトはテイクバックを勢い良く上げて、トップでガツンとぶつけ
ほとんど腰を回わさないので、胴体の張りは9~10のマックスになります。

また、マキロイやアダムスコットの打法では7~8程度の張りで捻り上げていますので
いずれにせよトップで静止していることができません。
藤田選手や松山選手などはトップで止まっていますので
胴体の張りは0~2程度かと思われます。

どちらを採用するかは個人の価値観や好みで決めれば良いと思います。











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