ダウンブローの打ち方とは

Question

ゴルフ2年目の初心者です
よくアイアンはダウンブローで
と雑誌に書かれていますが全然イメージがわきません
初心者でも出来るダウンブローの打ち方を教えてください

また、いい練習方法がありましたら教えてください


Answer

具体的には最下点を球の左（目標方向）５ｃｍほどにして打つことです。
地面を掘ってターフを取ることがダウンブローの打ち方です。
これには体重移動、ハンドファースト、そして打ち込み軌道で打つ必要があります。

インパクトの形で技法が異なりますが
２年目の方でオーソドックスな打ち方をされているのでしたら
体重移動と打ち込み軌道の二つを完成させることでダウンブローになります。

また、アームシャフト角を１８０度に伸ばしたインパクト（フルアンコック）の打法では
これにさらにハンドファーストの形で打つ必要があります。

地面を１～２ｃｍほど掘る軌道が打ち込み軌道です。
この軌道は構えた時のアームシャフト角で打つ打法の場合には
ヘッドの重さでそれが延びてしまって自然に打ち込み軌道になりますが
フルアンコックして最大に伸ばした打ち方の場合には
さらにウッドでも手が先行している形が理想です。

ハンドファーストで打つということはスロー動画で撮りながら（前の打席から見て）
手とヘッドの位置を調整して手がヘッドよりも、どれだけ先に行っているか
という点を見ながらの練習が必要です。

いずれにせよ、ウッドでもダウンブローで打てるようになると
グリーンヒットで止めることができますので
パー５でイーグルパットを打つような内容のゴルフになります。

また、ハンドファーストでロフトを立ててダウンブローで打てると
スティンガーショット（真芯に当てて吹き上がらせる球）が打てて
砲台グリーンで競技設定の硬いグリーンでも止めることができて
タイガーウッズ級のショットになる可能性があります。

体重移動はまず直立でスタンスし、前を見たまま右→左→右と
左右に体重を１００％移動する練習をします。
そのときに左肩が顎の下に来るように上半身を回転させ、左に移動するときは
右肩が顎の下に入るように、まず体に体重の移動する感覚を覚えさせます。

そして、前傾をしてスタンスをして、エアーで同じように体重移動だけの
練習を毎日６０回、朝晩すると３週間ほどである程度定着します。

この時に頭が上下したり、上半身が大きく揺れることなく
必要最小限の動きで体重が左右に移動するように心がけます。
チェック法として、右に肩を回したときには右足だけで立ち
左に回したときには左足一本で立つことができるかです。
振り子のように止まらずに左右に体重が連続して移動できればＯＫです。

この移動ができたら、最後にフィニッシュまで体を回転させ
左足一本で立つところまでエアーでスイングします。

この練習で、左へ体重を移動させる際に腰を開くと
体重も移動しやすくなりますのでぜひ試してみてください。