2015年7月18日土曜日
短く持って7割ショット
Question
最近、ライン出し(?)ショットにハマっています。
飛距離を追わずにひたすら方向だけ気にして、目標をまっすぐ狙っています。
今日は試しに全ての状況(ドライバー以外)で
1番手上げて短く持って7割ショットをやってみました。
例えば残り140ヤードの場合、本来フルショットなら8Iですが、
7Iを短く持って7割ショットをしてみたんです。
びっくりするぐらい真っ直ぐピンに向かって打つことができました。
多少ライが悪くてもこの打ち方なら下半身が崩れずに、
安定して狙っていけます。今まで何だったんだろう・・・
今までフルショットが一番安定すると思ってました。
力加減を変えるとそれだけ不安定になると思っていましたが、
実際は7割(と思い込んで)、同じ振り幅でコンパクトにスイングすると
方向も飛距離もとても安定することに気づきました。
もしかして、ゴルフにフルショットは必要無いですか?
基本的な飛距離は全然違いますが、もしかしたらプロも同じかな?
Answer
基礎を習っておられない方はご存知ないかも知れません。
このような打ち分けはアメリカではジュニア時代に教えてもらっていることです。
ショットは8割で打つフルショットと、6割で打つコントロールショットがあり
丸山茂樹選手は日本人選手はほとんどコントロールショットを使わない
とコメントしていたことがありました。
フルショットはスピンが掛かりますので、砲台グリーンやラフからのショット、
また、グリーンが硬くて止まらない場合に使います。
そして普段はコントロールショットでグリーンを狙います。
例えばフルショットが腰の逆回転を使ったマキロイ打法だとすると
コントロールショットは石川遼君打法の体重移動と腰の開きだけで打つ
といったような下半身をどのくらい使うかで分けたり、ハーフショットにして
ストロークを短くして同じ感覚で打ったりします。
8割と6割というと、力を抜いたり速度を遅くするだけで分けると勘違いされるのですが
速度や力加減は試合中に変えるのは大変難しくミスが多くなりますので、
このように打法自体を変えて打ち分けると混乱を軽減できます。
また、ショートアイアンでのコントロールショットは
オーソドックスなインサイドイン打法にすると方向も距離も安定しやすく、
120Y以内はワンパット圏内に止めることが可能でミスも少なく、
緊張した場面でも引っ掛けが少なくなります。
このように、定石的なショットの使い分けがゴルフにはあります。
どんなコースでもこれだけやっておけば安全という
いわゆる将棋で言う定石です。
フルショットをマン振りしておられるのでしたら
競技ゴルフとしてはスコアメイクが難しくなります。
コントロールショットを習得して、安全にまたピンにどれだけ近づけられるかの
精度を上げる練習をしてみてください。
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