2015年8月12日水曜日

動画を撮ったら、上体が左右にぶれていました


Question

アベレージ100~110位です。
アイアンが安定しません。

動画を撮ったら、上体が左右にぶれていました。
バックスイングで頭が右に、インパクトで左にぶれて体が起き上がり、
前傾角度が維持できません。
メノトロノームのような感じになります。

インパクトから、フォローにかけての振り抜き時には、
クラブを振り抜くのに窮屈そうで、そのために上体を起こし
振り抜くスペースを無意識に作ってるようにも見えます。

直す方法が、分からないのでおすすめの練習方法などありましたら教えてください。
ただし、椅子をおしりの部分に置いてスイングする練習以外でお願いいたします。


Answer

初心者には良くあることです。
ジャックニクラウスが幼少の頃には
コーチが髪の毛をつかんで頭の動きを止めたといいます。

一人で矯正する場合、あまり大きくずれる人は
体中心軸にして練習すると良い矯正になります。

まず、クラブを持たずに壁に向かって前傾し
おでこを壁に着けてシャドウスイングをします。

これによって、体がぶれない動きを感じますので
その感覚を覚えてその動きで練習します。

そして、その感覚を覚えたら今度は鏡を見ながら
エアーでスイングをします。
この運動は練習前のウォーミングアップとして毎回すると良いでしょう。

そして、その動きがある程度定着したら
今度は練習場の鏡の前で素振りをして、体のブレを矯正することが大切です。

そして、数ヶ月掛けてでもその動きを体に覚えさせ、それから
球を打ってみて動画を撮って確認すると良いと思います。
それでも動くようでしたら、まだ素振りが足りないということです。

また、振りぬくのに窮屈で上体が起きているという動きは
バンプの動作が入っていないためだと思います。
切り替えし時に左のお尻を後ろの打席方向に突き出す動作を入れると
左脇下に大きなスペースができます。

このスペースの中にクラブを引き落とし、押し込んで行くと
スムーズにダウンスイングができると思います。


基本動作を習得せずに、好き勝手に動いて癖を付け
あとからその癖を治す方が新しい動きを習得するよりも難しく、
また何倍もの時間が掛ますので、球を打ちたいのは分かりますが、
最初はシャドーや素振りだけにし、フォームを作ってから球を打つようにしましょう。

また、高めの椅子に半分腰掛けるようにしてスイングをするという方法は
メトロノームの動きには良い矯正運動になるかと思います。しかし
それはやりたくない、という我流の傲慢さが上達の妨げになっていますので
このように自分のやりたいことだけやっている人はまず上達はありません。

上半身の動きをまず定着させて、それから下半身の動きに着手する
という習得方法もあり、腰を回さずに上半身の捻転をする癖を付けるためにも
半ケツの練習法は大変有効的です。

上達をされたいのでしたら、嫌いな練習でもやるしかありません。
好きな練習しかやらなかったのでそういう悪い癖が付いたのですから
まずは意識改革をして真剣かつ素直になってから基礎練習をして、
基本的な動作を1からやり直さないと、益々癖が定着して抜けなりますので
一生このスコアで終わるか、上級者になれるかは今の決断しだいだと思います。

これ以上下手を固めると、本当にオヤジスイングのまま100前後で
一生頭を掻きながらプレーすることになりますので、
今こそ真剣に考え直す最後の時期ではないでしょうか。










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