2015年8月20日木曜日

ダウンスイングで肩と腰が同時に動いて引っ掛ける


Question

クラブを振り上げて、降り下ろす時、
一般的には腰から始動し、後から腕が付いてくる感じと思いますが、
肩と腰がどうしても同時に動いてしまい左に引っ掛けるような打球となります。

上手く矯正する方法、もしくはこう意識すればみたいなアドバイスを頂けると有りがたいです。


Answer

ボディーターンには「捻り(ねじり)」と「捩り(よじり)」があります。
捻りとはテイクバックで肩を回した時の上半身の捻じれです。

そして、それに伴って下半身も捻れてトップの形を作ります。
さて、それから切り返しは腰から今度は逆に捻る運動、つまり捩りになり
腰の捩りによる開きに上半身のねじれ具合(張り)がマックスになってダウン
スイングに入っていきます。

この時点で腰が捩り運動を始める時に同時に肩が開くという問題ですが
手打ちと言われる打ち方では、この時点で肩を先に回して打とうとします。
全身を使った打ち方では、できるだけ肩を開かず
後ろ(飛球線上後方)を向いたままお尻を突き出し、手だけ落としてくる
いわゆる後ろ打ちの動きを取り入れます。

試しに、後ろ打ちの練習をしてみてください。
テイクバックで飛球線上後方を全身で向きます。
そして、お尻を飛球線方向と後ろ打席方向の間の45度方向に突き出します。
これがモダン打法のバンプです。

このバンプは左ひざを伸ばして腰を回転させるのではなく
お尻の下に椅子があると思って、そこに座るようにお尻を突き出します。
したがって左膝が伸びることなく、重心が左足カカトになって腰が引け
左腰が上がることなく回転するのです。(右腰は前に出さない)

この際に、肩はまだ後方を向けたままなのですが
左脇に張りができて引っ張られてきますので
左肩の吊り上げと右肩を落とした(肩を開くのではなく)
上下に動かす動作だけにしておくと、手を落としてくる余裕ができます。

この動作に蹴りのための右ひざ(かかと)を上げたり、グリップエンドで球を刺したり
することでジャンプ前の踏み込みのように地面を蹴る準備態勢に入ります。

腰の開きと肩の開きが同時だと、ダフったりインアウト軌道で
引っ掛けたりしやすくなります。
ここに時間差を作って、ワンテンポ後から肩が回って来る動作が
もっとも効率がよく、体のバネを使って打つことができます。

なお、踏み込みはわざと沈み込むほど大げさにやっても
実際にはあまり沈みません。
動画で撮ってみて、実際にどのくらい沈んでいるか見てみると良いでしょう。









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