2015年8月26日水曜日

ラフからの打ち方は様々


Question

フェアウェイとラフではどうスイングや打ち方を変えればいいのでしょうか?
フェアウェイよりもラフから打った方が球は飛ぶのですか?

フェアウェイは普通に打てばいいと思いますが、ラフのときに気をつける点を教えて下さい。
ラフと言っても、逆目や順目、ボールの浮き方など色々な状況がありますが、
それぞれに対してのアドバイスを頂けると嬉しいです。


Answer

ラフからの打ち方は状況に応じてさまざまです。
セットアップを変えたり、打法を変えて対応します。

ただ、ラフが濃くて重く、深い場合にはSWで出すだけ
という場合もあります。
これは長い番手ほどヘッドが軽いので、草に負けることがあるからです。

また、長い番手はシャフトも長いので精度も悪く、草の抵抗に弱いこと、
ロフトの角度が短い番手ほど鋭角になっていて草の抵抗を
受け難いことがSWを使う理由です。

したがって、草の濃さや長さに応じて、
どこまでの番手が使えるかを判断しなければなりません。

また、薄くても深い場合、浅くても濃い場合などには
球を右に置いてヘッドを鋭角にいれるパンチショットで打つ方法もあります。
これは草の抵抗を減らすためです。

さて、球が半分くらい沈んでいる時や
芝が数本噛むような場合、飛距離を合わせるのが大変な時があります。

アイアンは基本的に溝の効果でスピンが掛かり
吹き上がって飛距離が減って止まりやすくなっています。
したがって、数本でも芝が噛むと溝の効果がなくなって
スピンが掛からない分だけ風の抵抗が減ってキャリーで飛ぶだけではなく
落ちてからもスピンが掛かっていないのでランがでることがあるのです。

風の向きにもよりますが1本から2本分くらい跳び過ぎることがあります。
しかしながら、もともとダウンブローで打てない初心者や芯を外すゴルファーにとっては
フライヤーはあまり関係ありません。

もともとバックスピンがあまりかかっていない人、
キャベティーやポケットキャベティーでレベルに打っている人などは
あまり飛距離の違いを考える必要はありません。


草の抵抗が強い場合には長い番手は草に力を取られて
普段の飛距離がでません。
深いラフからの池越えなどは無謀な挑戦と言えるでしょう。

この場合一番重要なのはグリーンまで届かせることではなく、
次のショットをFWから打つことです。
二回続けてラフから打つ人はこの攻略法ができていません。

逆目の場合は草ごと刈るのですが、逆目だと草が沢山絡むことになります。
順目だと寝てしまうので噛む草が減りますが、逆目は逆に増えます。

また、球がちょうど埋まり頭が出ている程度の場合、
球を左に置いて高く打つと、普通にフルショットしてフライヤーになっても
球が高く上がるので飛距離がピッタリということもあります。

グリーンの硬さによってクラブ一本分違うのと同じように
ラフの濃さと芝の質、長さと沈み具合によって
それぞれの飛距離が変わってきますので
しっかりと判断して番手選びをしましょう。











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