2015年9月4日金曜日

長い番手ほどスライスしやすい原理


Question

ドライバーが打てません。
どうしても右にスライスしていってしまいます。。。

アイアンはちゃんと打てます。
7が150くらい、6が160くらい5が170くらい.4u180~190くらいと
長くなっても打てますしスライスもフックもでません。(4uは気持ちスライス)

しかし、ウッドやドライバーは全部右にスライスしていきます。
ドライバーなんとかする練習方法ありませんでしょうか?


Answer

一番に考えられることはすべての番手が水平まで上がっていることです。
ショートアイアンでもトップが深過ぎる位置から真っ直ぐに打つ練習をされていて
その同じ深さで長いクラブを持てば、当然スライスになります。

これは長い番手ほどヘッドの戻りが遅いことが原理です。
長いクラブは同じ力で振った場合には戻りが悪いのです。
したがって、手とヘッドの位置関係が合わずに降り遅れて
スライスになるのです。

普通考えると逆にも思える症状なのですが
短い番手ほどヘッドが早く戻るために、わざと重くしてあります。
ただ、あまり重くできないのでトップの深さでも調整して合わせます。

したがって、ショートアイアンはトップではシャフトが水平に対して60度
DRで水平になる深さで練習をしてみてください。
これは正確に言うと、この60度を15分割して、各番手ごとに4度の差をつけます。


番手15間隔の法則

http://modernswing21.blogspot.jp/2014/01/blog-post_1564.html


例えばDRがゼロ度だとすると3Wは8度、5番ウッドは16度・・・
1番アイアンと7番ウッドが同じですので、1番アイアンが24度という計算で
2番アイアンが28度、3番アイアンが32度・・とするとPWでちょうど60度になります。

ただ、ここまで厳密に4度刻みにトップの深さを変えることはほとんど無理ですので
体の張りを基準にするとほぼこれと同じような振り分けになります。

この張りはワインディングで作ります。
腰をある程度止めてテイクバックをすると、下半身と上半身との捻転差によって
かなりの張りが感じられます。

これは前傾角が深いほど早く張りを感じ、直立が一番体が回ります。
DRは前傾角が垂直に対して30度、PWが45度で15度の差があり
この番手ごとの1度の違いに、トップの深さの4度が相当し
どの番手も体の張りは同じになるという原理です。

したがって、番手を持ち替えても、まったく同じ張りで打つと
トップの深さが自然に調整されて正しい位置に行くようになる
というのが現代ゴルフのクラブと打ち方の関係性(スイング理論)です。

これによって同じタイミング、同じ力、同じリズムで振って
すべての番手で真っ直ぐに出て、ヘッドの振り遅れが調整され
スライスがなくなるかと思われます。















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