2015年11月18日水曜日

シャフトが水平になるフィニッシュができません


Question

蛭田みな美さん、宮里美香さんなどドライバースイングのフィニッシュで
シャフトが首に地面と水平にからみついてます。
そういったフィニシュにはどうもできません、。

ぼくはシャフトは左肩から右腰へからみます。
フィニッシュのシャフトはどんな形が理想でしょう?
右打者、フルスイング前提です。


Answer

フィニッシュの形はヘッドの軌道と手の軌道によってきまります。
大きく分けて2種類あります。

一つはジャックニクラウス時代の手もヘッドも縦軌道です。
トップは肩の耳の間の高い位置に上げ、
フォローでは左の手の平を自分に向けたままフィニッシュまで持って行くと、
シャフトが背骨の辺りに縦に当たります。
これはレッドベターコーチも推奨する一昔前の打法です。

また、80年代後半から手の軌道がフラットで
フォローでは左の手の平を目標方向に向けるとシャフトが首に巻きつくような
シャフトが水平の位置に納まる打法が流行始め、タイがウッズやマキロイなど、
現在では欧米のトップ選手達の大半がこの形でフォローをとっています。

どちらが効率が良く正確性に長け、飛距離が出るかなどは立証されていませんが、
シャットで上げて、シャットで閉めるという、ローテーションを少なくした
後者の動きも、ヘッドの軌道を縦にした前者の理論も、どちらも
方向を良くするための動きで、甲乙つけがたい動作です。

後者の左の手の平を目標方向に向けたフォローの形は
すぐにフェイスを閉じないことで、フェイスローテーションの勢いを殺し
ブレを少なくするという方向優先の動きなのですが
飛距離は大きな筋肉で出せば良いというコンセプトで
細かい筋肉はできるだけ動かさずに固定してスイングすると
安定し易いというコンセプトの裏づけがあります。

ただ、この動きはインパクトでフェイスがスクエアに
ならない人がいます。
フェイスの閉めが甘くなることで、プッシュやスライスが出ますので
その場合には最初にフェイスをしっかりと閉める打ち方に慣れてから
試されると良いと思います。

前者の場合、縦軌道にすると曲線軌道は直線に近くなります。
この理論によって縦は方向が良いとされていて、球が近い方が良い
という指導があったのですが、最新のモダン打法では
三軌道を一面化することによって超高速スイングに対応しているため
フラット軌道で打つようになりました。

それぞれに目的や意味がありますので、フィニッシュの形だけを真似するのではなく
本質を良く見て内容で選択されると良いと思います。











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