2016年1月20日水曜日

ストロング・グリップでスライスを治す方法は?


Question

ゴルフのスイング時の左手首の使い方について教えてください。
私が教えていただいているレッスンプロは本のページをめくる様に、
左手首を返しなさいとレッスンして下さるのですが、
ナカナカ上手く手首を返すコツがつかめず、スライスの大きな原因になっているようです。

ただ、左グリップをフックグリップで握れば、
余り手首の返しを意識しなくてもいいとも聞きます。
その辺はどうなのでしょうか?
左手首を返すコツ。
又はフックグリップにすれば余り手首を返そうと意識しなくていいのか教えてください。


Answer

左手首を返すということは左腕のローテーションの事ですね。
これはリリース時に行う動作の一つなのですが、その度合いで
インパクト時のフェイスの向きが決まります。

ではどれだけするのが理想なのでしょうか?
基本的に人体構造上、ローテーションの稼動域は180度程度です。
個人差はあるのですが、左腕を前に出し、親指を立てて手を握り、
親指を右に回転させてスイングのテイクバックのように傾け、
今度はフォローのように親指を左に回転させると、ほとのどの人は
親指が水平から水平の回転をします。

この動きが人間にとって一番自然で、その回転の一番力の入る領域
を使ったのがスクエアグリップです。

親指をグリップの右側に置くのはストロンググリップになり
フェイスが閉まり易いので一時的なスライスの応急処置にはなるのですが
中級になると今度は逆にフックが止まらなくなることがあります。

そこで上級になるにはグリップをまた見直したり
不自然な動きを定着させるという慣れが必要になってきます。
これも我流の遠回りのひとつになります。

そして大きな問題はインテンショナルの曲げ球です。
上級になるとスライスやフックは自由自在に使えるようにし
ドッグレッグのホールでもショートカットできるように
曲げ球を打ったり、グリーンが右傾斜だったら右から回して
傾斜にぶつけて止めるなどの高度な攻め方ができます。

この際にインテンショナル・フックやインテンショナル・スライスが
使えるとスコアが良くなりますので、やはり基本通りに初心者でも
最初から応急処置で対処するのではなく、根本から修正し
無理のない方法で定着させることが大切です。

そのスクエアグリップを欧米選手に見て、それがウイークだと言い、
ウイークグリップを推奨する雑誌などがありますが
実はそれは昔からのメジャーだったスクエアのことですので
誤解されないようにしてくださいね。

















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