Question
ドライバーが軽すぎる事が原因で起こる症状って何ですか??
Answer
最近のドライバーはヘッドを軽くしてシャフトを長くしていますので
昔から比べて相当軽く作られています。
大きくするのはスイートスポットが広くなって、回転をあまり必要としないDRは
ミスの軽減になるのですが、ヘッドがあまりにも軽すぎると
球の重量に負けて、球をつぶすことができません。
球の反発力は制限があって、これ以上は反発しないのですが
硬い球を重量でつぶさないと、その反発力を十分に使えません。
極端な話、ハエ叩きでいくら速度を上げて叩いても球は跳びません。
ところが金槌で叩けば球の反発力でかなり跳んでいきます。
これはインパクト時の重量の違いです。
最近のクラブヘッドはお鍋のような音がする物もあります。
お鍋で球を打ったらどうでしょう?
跳びますか?
これは当たり負けといわれ、当たった瞬間に球の重さに
ヘッドの軽さが負けてしまい、十分に球をつぶす事ができないのです。
軽自動車が大型トラックとぶつかったらどうでしょう?
その大型トラックでも電車と衝突したらつぶされて引きずられます。
メーカーはHSの話ばかりで、このインパクトの重量の話題は避けています。
それは話題にされると都合が悪いからです。
90年代から始まった長尺ブームは2~3インチ伸び、
クラシカル時代からは3~4インチも長く作られています。
これだけで当たり難いのですが、その分ヘッドが大きくなっているので
使っている人はあまり感じないのですが
当たり負けしているのはほとんどの人が気がついていません。
適正な重量は320cc当時が限界だといわれ
それ以上の大きさのヘッドの重量では球の重さに負けているようです。
そこでシャフトを43インチに戻して、鉛を貼ってヘッドを重くすると
軽く振ってもしっかりと球がつぶれて跳ぶのを実感することができます。
現在多くのアマチュア達がヘッドを重くすると楽に振れることから
長尺のまま鉛を貼っていますが、D7くらいになってしまい
重すぎて苦戦しているようです。
発想はあと一歩まで近づいているのですが・・
軽いクラブは球がつぶれないので、インパクト時に球の反発力を全て使えず
捉まり感が薄いのでどうしても力んでしまったり、速く振りたくなります。
道具が進化して跳ぶようになった、とメーカーは盛んに宣伝していますが
アベレージゴルファーの平均飛距離は30年前と全然変わっていません。
しかも、球は糸巻き時代よりも7%ほど跳ぶようになっていつのにも関わらずです。
メーカーは毎年新しいクラブを買ってもらうために、販売テクニックを
巧みに利用して売り上げが落ちないように必死です。
シャフトを長くして当たらなくなった事には触れず、ヘッドが大きくなったから
易しくなったというメリットしか表に出さず、ヘッドは軽くなる一方でした。
これでスイングが乱れたり、速くなる人も大勢いますので
短いほどミート率が良く、重いほど球の反発力を使えるという
根本的な発想に戻ってみてはいかがでしょうか?
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