2016年1月23日土曜日

ゴルフは下半身主導?


Question

ゴルフは下半身主導?
テークバックは左肩からですか?
体重移動は足の上下運動?足踏み?でしょうか?

ダウンスイングは肩からですか?
腰からでしょうか?

初心者向けで回答願います。


Answer

これらの質問は100以上ある動きのほんの一部です。
一つ一つ動きを習得し、無駄な動きをなくし
効率の良い動作や技術を習得することで
ゴルフがいくらでも面白くなってきます。

まず、下半身主導とありますが、
どちらを主に使うかというのではなく、どちらも使います。
下半身は横の動き、腕は縦の動きを作ります。

これを腕だけで両方の動きをして体を使わないので
「手打ち」になって飛距離が出ないのです。

下半身の仕事は横です。
腰の回転によって肩の回転を促します。
また、右脚を突っ張ったり、蹴ったりすることで
腰の回転にパワーを加えます。

また、体重移動も大切ですので、体重移動と
腰の開きだけはアマチュアでも覚えましょう。
初心者でも正しいボディーターンができるようになると
楽に飛距離を出すことが可能になります。


体重移動は上下運動とありますが、古い打法ではトップで左カカトを上げ
体重移動とともにカカトを落として踏み込んでいました。
野球のバッティングのような動きです。

ところが、左のカカトが上がるほど腰が回るので、体勢の戻りの位置や
タイミングにバラつきが起きて、なかなか安定しません。

そこでこの30年くらいは左かかとを地面に着けたまま
左膝を内側ではなく、前の打席方向に出すことで腰の回転を抑え
左のかかとは上げない打法が主流になっています。
ただ、体の硬い人や初心者は、あまり気にする必要はないと思います。

ただ、その動きとは別にしっかりと重心を右に移してから
左に移動するという体重移動だけはマスターしないと
苦しい体勢で打つことになります。


体重移動はテイクバックで右脚に体重が瞬間ですがほとんど乗り、
自然に左に傾くように左脚で地面方向へは力を入れません。
そして、トップからは左に倒れそうになるので、腰を開いて左脚に
体重が乗るようにすることで右から左への体重移動ができます。

ダウンスイングは体重移動が始まるまで手は下ろしません。
これが切り返しです。
体重が左に乗りはじめたら腰を開いて、肩をできるだけ開かずに
まずクラブを下ろしてきて、左脚を手が通過してからひっくり返します。
実際には左脚の前なのですが、気持ちとしてはそのくらい遅らせます。

テイクバックの始動はいろいろな打法がありますが
どれも初心者にはさほど関係ありません。
好きな始動で良いのですが、大切なのは軌道です。
毎回同じ軌道で上げることを意識してください。


アマチュアはどうせ手打ちしかできないんだから
いかに上手く手打ちをするか、などと言った投げやり打法に惑わされず
いかにプロに近づけるかを追求してください。

脇道ゴルファーや道草ゴルファーは一生涯目的地に到着できなくなります。
定石や定番である基礎は空手でいう「型(かた)」です。
その基本動作をまず何がなんでも習得し、試行錯誤したり
ガラ系に走ることなく、正統派の王道を行くことが最も大切です。

一生100を切ることすらできないゴルファーが7割もいるのは
基本をしっかりとマスターしていないからです。
いかに基礎ができていないゴルファーが多いかが分かります。




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