2016年1月6日水曜日

どんな打法でもうまくいかないのはなぜ?


Question

初心者用?の桑田泉プロ推奨の手打ち+足の裏(S3)。
手打ちだけすると低いフックが出るのは分かります。
そして、ボディーターンを入れていくとスライスの要素が加わっていくみたいです。

また、手を返してからボディーターンで打つS2もあるようですが、
自分には足を回すタイミングが分からずに、断念しました。

しかし、武市悦宏プロのツイスト打法では、手打ちまでは良いのですが、
膝の動き(下半身)が全く逆の動きになるにも関わらず、
これまた真っすぐに飛んでいきます。

多分、どちらもインパクトの時に、上半身、
特に肩が開かないからだと思うのですが、どうしてツイスト打法では、
ダックフック(チーピン)が出ないのでしょうか? 
かなり手を返さないと、プッシュスライスになるので、
怖いくらいに腕を返しても、チーピンは出ません。
真逆の下半身の動きのような気がするのですが、結果的に、
フックを相殺しているのは、どうしてなんでしょうか?


Answer

大変失礼な言い方にはなりますが、
我流ショッパーの迷路としかいいようがない内容です。

ことゴルフに関しては医学でいうと民間療法のような物から
東洋医学、西洋医学的な物まで色々な理論が存在します。

また、血液型で性格から運命までを判断するような
とても無理なことをしようとしている理論も横行しています。

質問者さんはどうやらガラ系理論がお好きなようで
クオーター理論もツイスト打法も、全体の一部を抜粋し
それに名前を付けて強調した打法です。

しかも、それぞれの打法をマスターする前に
ショッピングをして自ら崩しているために当たらないのです。


また、飛距離を出す技術として10種類以上の方法があり
その中の一つを取り上げて、それだけで飛ばそうとしても
効率が良いとはいえません。

ゴルフ雑誌やレッスンビデオなどは初心者を惑わすような
効率の良くないスイングがいくらでも紹介されています。

ただ当たれば良いとする初歩的なコンセプトから、FWキープ率を
7500Y級のコースで65%から70%にするための高度なテクニックまで
スイング理論は多種多様です。

当たれば良い、方向さえ良ければ良い、FWにさえ置きに行ければ良い
飛距離さえ出れば良い、飛距離と方向さえ良ければ良い、OBさえなければ良い、
10球中8球が使える球なら良い、300Yさえ出れば良い、320Y先の
10Yの円の中に10球中10球キャリーで落とせる、などの
技術や精度、安定性などによって、それぞれに打法や練習方法があります。

サイトで紹介され、レッスンビデオ販売で紹介されている内容は
ほとんどが初心者用です。

100さえ切れれば良いという打法であれば、難易度も低く
我流でもなんでもOKですが、300Y超を出す打法は
今現在、日本のプロですらできていない打法ですので
まして、それを教えるコーチは皆無に等しいといわざるを得ません。

そのような状況下で雑誌やレッスンDVD、サイトをいくら探しても
このような目標の低い打法しか存在しないのは仕方がないのですが
最近は動画配信などの情報によってジュニアのレベルが上がり、
全国アマの上位はほとんどジュニアが占めているようです。

これは身体能力や若さだけではなく、世界の打法を求め
形だけでも真似ようとしている事が一つの要因でもあります。


220Yの飛距離を250Yにすれば30Y伸びた!と宣伝し
ビジネスに繋げている業界では、435ccのヘッドを460ccにした
と宣伝して売りまくった商法と同じようなものです。

飛ばす技術はミクシーに10種類以上書き出してあります。
全てが完全に同時できればキャリーで320yは飛ばすことができるだけの
世界レベルの技術が書かれています。

断片的な技術や一部だけ、また効率の悪い動きでそれを達成するのではなく
できる限りの技術を身につけることによって、
どうして世界の打法が動画で見るようなフォームになったのか
なぜ、その形が有効的なのかの内容が勉強できます。

世界のジュニア達はすでに300Yの飛距離を超えており
日本のアマチュアトップが265Yなどというのとは雲泥の差があります。

日本は早くこの鎖国から目が覚めて、世界を見るようにならないと
30年の遅れは開く一方なのです。

ゴルフは飛距離じゃないという方々にお聞きします。
二打目に4番手も長いクラブでアプローチして
どうやって勝てるのでしょうか?と。


















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