2016年2月24日水曜日
DGを使うにはHSはいくつ必要?
Question
先日、ゴルフ5でたまたま試打をする機会がありまして色々打っていました。
すると、フィッターと思われるお爺さんが横の打席で
「ダイナミックゴールドはHS43位はないと使っちゃいかん、アイアンのHSでだぞ」
とお客さんに言っていました。
私もダイナミックゴールドSを使用していまして、
ドライバーではHSは48程度あるのですが
全てのアイアンで43と言うわけにはいきません。
何番アイアンで?
と聞いてみたら敬語を使わずに聞き方が悪かったのか、
「わしはハンディ3だから間違ったことは言っていない」と言われ、
唖然としてこれ以上の質問は出来ませんでした。
本当は何番アイアンでのHSが適正シャフトの目安なんでしょうか?
Answer
そういうオヤジにはなりたくないですね。
本当に困ったものです。
そもそもヘッドスピードが低い人は硬いシャフトが
使えないんだという理論自体に無理があります。
HSの遅い人は何でも使えますが、速い人は柔らかいシャフトが使えません。
柔らかいシャフトはブレ幅が大き過ぎて競技ゴルフでは使い物になりません。
パーオン率を上げるのがこのDGの硬いシャフトです。
販促テクニックとして、初心者から上級者になるまでに
10セットくらい売れるように、勝手な理論を作り上げて
それで販売を促進しているだけのことです。
どのメーカーも、ショップも、雑誌もDVDもサイトも
すべてがこの販売側が作り上げた売るために都合の良い理論を
信じて疑っていません。
もし、これが本当なら、グニャグニャな野球のバットがあっても
良いことになります。
なぜ野球のバットは硬いのでしょうか?
そもそもシャフトのしなりで飛ばそうという考え方が間違っています。
と言うと、「バットもしなる」と反論したクラフトマンがいましたが
面倒臭いのでそこはもう利用しなくなりました。
努力したくないゴルファーや習いたくないゴルファーは
道具で飛距離が出せると安易に期待しているようです。
道具が8割だといった回答が2割もいたのには驚きです。
実は道具は1%程度です。
99%は腕を磨くしかないのです。
その1%のために、メーカーは都合の良い実験とデーターを作り
それを持論の裏付けとして長年使ってきました。
そして、その1%のために大金を使って何セットも買いあさり
スペックおたくや評論家がどんどん増えているのです。
クラブ開発者でゴルフが上手い人は知っています。
メーカーは良いクラブは作らず、売れるクラブを作っているだけです。
それが生存できる唯一の方法だからです。
私はクラブメーカーとの契約もないので
中立な立場でお話しすることができる存在です。
TVや雑誌で見るプロや専門家達は何らかメーカーからサポートを受け
メーカーの理論に反対することができません。
中にはスポンサー以外のメーカーを使って優勝して
それがTVにハッキリと映ってしまったというプロがいたそうですが
それは大変なことなのです。
本来、ツアープロの収入源の8割はスポンサー契約ですので
メーカさま様なのですから、立場上とてもできることではありません。
雑誌の特集にもからくりがあります。
メーカーは広告を載せてくれる大切なお客様ですからね。
都合の良いことしか載せません。
HSがいくつであろうと、硬いシャフトを使って外れはありません。
ただ、打感が悪いので挫折するような精神的に弱い人は
柔らかいシャフトで衝撃を吸収してもらって、芯に当たっているような
錯覚をしながら遊ぶのでしたら何を使っても良いでしょう。
ただ、上達するために必要なとても大切な情報を放棄しているのですから
上手を諦めた人にはということになります。
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